15日に東京都渋谷区の自宅で死去した女優の樹木希林さん(本名・内田啓子)さん(享年75)の告別式が30日、光林寺(東京都港区)で営まれた。テレビドラマ「ムー」や「フジカラー」のCMで共演した女優の岸本加世子さんが参列し、式後に取材に応じた。
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岸本さんは、樹木さんについて「15歳でデビューして、(その際に共演した)希林さんにずっとついて学ばせてもらいました。ど素人だったので、毎日怒られて、毎日可愛がられて。それから40何年間も気にかけてくれていました」と振り返り、「一番大きな影響を受けました。演技も芸能界の生き方についても」と語った。
「夫の内田裕也さんへの愛を感じましたか」という質問には「ご自宅ができたときにお伺いして、『本人がいないけれど、部屋はある』と。裕也さんがいつでも帰ってこられるようにということだったと思う。裕也さんのことを『めちゃくちゃな人だ』と悪いように言ったりもしていましたが、言葉の端々に愛情が感じられました」と語った。また「樹木さんに伝えたい言葉」として、「恩人です。希林さんに心配をかけないように、女優を全うしていきたい」と誓っていた。
映画「万引き家族」で共演したリリー・フランキーさんも式に参列。式後に取材に応じたリリー・フランキーさんは、樹木さんが亡くなったことに「実感があまりない」と言い、「樹木さんがいなくなって、自分のいる場所がつまらなくなった」と悲しそうな表情を見せた。また、樹木さんと裕也さんの絆については「僕にとって理想の家庭」と語った。