海獣の子供:劇場版アニメのSTUDIO4℃公式アートブック発売 製作過程を全248Pのボリュームで

劇場版アニメ「海獣の子供」のアートブック「映画『海獣の子供』ARTBOOK」のカバー (C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
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劇場版アニメ「海獣の子供」のアートブック「映画『海獣の子供』ARTBOOK」のカバー (C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

 「リトル・フォレスト」などの五十嵐大介さんのマンガが原作の劇場版アニメ「海獣の子供」(渡辺歩監督)のアートブック「映画『海獣の子供』ARTBOOK」(大誠社)が、映画公開日の6月7日に発売されることが12日、分かった。アートブックは、アニメを製作するSTUDIO4℃の製作過程を全248ページにまとめた内容となっている。

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 美術監督を務めた木村真二さんは「素晴らしい原作ほどアニメーションにして意味があるのか? 完結している特別な世界を大勢のスタッフで作ることが望ましいのか? 最初の頃のそのような不安も、監督の渡辺さん、キャラクターデザイン・総作画監督・演出の小西(賢一)さんと進めていくうちに、アニメーションでしかできない作り方で五十嵐さんの世界観を伝えられるのではと思うようになりました。何気ない日常から始まり、海、宇宙、無限と続く物語を背景美術からの視点でまとめてみました」とコメントを寄せている。

 「海獣の子供」は、五十嵐さんがマンガ誌「IKKI」(小学館、現在は休刊)で2005~11年に連載したマンガ。友人にけがをさせた少女の琉花が、ジュゴンに育てられた不思議な少年・海と空に出会い、港町と水族館を舞台にさまざまな冒険を繰り広げるというストーリー。アニメは、「鉄コン筋クリート」などのSTUDIO4℃が製作する。女優の芦田愛菜さんが主人公・琉花、石橋陽彩(ひいろ)さんが海、窪塚愛流(あいる)さんが空の声優を務める。

 「映画『海獣の子供』ARTBOOK」はハードカバーのB5横判で、全248ページ。価格は3600円(税抜き)。

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