お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが、自身の著書「新世界」(KADOKAWA)の新聞広告のデザインディレクション、新聞社主催の最古の広告賞「毎日デザイン賞」の「広告主参加作品の部」において最高賞を受賞した。西野さんは「広告を読み物にすること」をコンセプトにした斬新な新聞広告を企画したことが評価された。西野さんは「もう、同じ手は使えないので、また新しいネタを探したいと思います」とコメントしている。
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西野さんは昨年11月16日付毎日新聞朝刊に、「新世界」の23ページ分となる「はじめに」を紙面に落とし込んだ全面広告を掲載した。西野さんはこれまでも著書出版のたびに、“自腹”で新聞広告を展開。「西野亮廣が新聞の一面を個人で買った」と話題になることを主目的にしていた。個人で広告枠を買うことが、ニュースバリューとして“弱体化”していることを見込んで、今回、コンセプトを一新し、ターゲットを「新聞の購読者の皆様」に切り替え、その満足度を極限まで高めることを目指したという。
西野さんは「挑戦を続ける以上は、『広告』の問題と向き合い続けなければならず、日々、仮説検証を繰り返しています。今回は“『広告』ではなく『読み物』にしたら、『広告』になった”という結果が出ました。もう、同じ手は使えないので、また新しいネタを探したいと思います」とコメントしている。
毎日広告デザイン賞は新聞社主催の広告賞としては最古となる86回の歴史を持つ件にある広告賞。一般公募の広告主課題の部では、天塩の「赤穂の天塩」が最高賞を受賞している。表彰式は25日に東京都内で行われる。