いだてん:“改名”仲野太賀が出演 四三の弟子のマラソン選手「全力疾走で役目を果たしたい」

NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった仲野太賀さん (C)NHK
1 / 1
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演が決まった仲野太賀さん (C)NHK

 宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に、俳優の仲野太賀さんが出演することが分かった。先日「太賀」から「仲野太賀」に改名したばかりで、今作では第1部主人公の金栗四三(中村勘九郎さん)の弟子のマラソン選手・小松勝を演じる。

あなたにオススメ

 仲野さんは「『いだてん』が制作発表されたその日から、出演をずっと熱望していました。念願かない、大変うれしく思ってます。人の意志は受け継がれ、それは時代をつなぎ、愛にあふれている。宮藤官九郎さんの素晴らしい脚本を読むたび、この壮大な人間賛歌に胸を打たれまくってます。『いだてん』という長いレースで、これまでたくさんの方々が必死で走り、僕の手元にも回ってきた襷(たすき)を次の人へとつなぐべく、全力疾走で自分の役目を果たしたいと思います」とコメントしている。

 演じる小松は第32回から登場。四三の著書「ランニング」に感銘を受け、九州一周の途中、四三を訪ねて池部家にふらりと現れる。その後、四三とともに上京し、ハリマヤ製作所で下宿生活を送る。1940年、東京オリンピックでのメダル獲得を夢見て昼夜トレーニングに励むが、日本は戦争へと突入し……。

 また勘九郎さんの弟で歌舞伎俳優の中村七之助さんが、落語家で“昭和の大名人”三遊亭圓生を演じることも併せて発表された。

 「いだてん」は、日本人五輪初出場の明治末から、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部さんが東京五輪実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、リレー形式で主演のバトンをつなぐ。

 第2部初回の第25回「時代は変る」は6月30日に放送される。

テレビ 最新記事