杉田祐一選手:ウィンブルドンでナダル選手と対戦 「すべてを出す覚悟で」

杉田祐一選手 (C)Getty Images
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杉田祐一選手 (C)Getty Images

 プロテニスのグランドスラム(4大大会)のシーズン第3戦となる「ウィンブルドンテニス」大会第2日となる7月2日、男子シングルス1回戦でラファエル・ナダル選手(スペイン)と対戦する30歳の杉田祐一選手に意気込みなどを聞いた。

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 ――芝の上での感覚、今の自分のコンディション、どのようにとらえていますか?

 芝の大会自体は4大会目なので、芝のプレーは十分フィットしていますし、予選を3回勝ち上がったことで、すごい自信もついています。本戦1回戦は、ベストなパフォーマンスで迎えられるんじゃないかなと思っています。

 ――予選会での芝と本会場の芝、何か違いはありますか?

 そうですね、芝のコンディション自体も下が軟らかくて、他の大会とは全然違うコートになっているので、それでプレーが少し変わってくるかなと思うんですが、そこはしっかりフィットさせていきたいと思います。うまく合わせて最高のパフォーマンスを出せるようにしたいなと思います。

 ――ウィンブルドンの芝は好きな芝と思ってよろしいですか?

 そうですね、年に1回くらいしかプレーの機会がないので、あんまりプレーできないんですけれど、今日やった中で、こんな感じのコートだったなと思い出した感じですね。

 ――1回戦の相手がラファエル・ナダル選手に決まりましたが、率直な心境を教えてください。

 うれしいですね。どうしても現役中にやっておきたい選手だったので、一番自分の得意なサーフェスですし、思う存分戦えるかなと思っているので、本当にワクワクしていますね。

 ――初対決だと思いますが、改めてナダル選手の印象や、勝機を見いだすとすれば、どのようなところにつけ込んでいきたいと思いますか?

 自分の速いテニスを出せるかが一番のポイントになってくるかなと思っています。毎年芝のサーフェスが遅くなっていますし、クレーコーターだったり粘り強い選手が勝ちやすい環境ではあるんですが。芝ですので、弾道の低いボールで相手を追い込むようなプレーを最後まで集中してできれば、必ず勝機があるなと思っているので、しっかり準備したいなと思っています。

 ――ナダル選手は第3シードということで、おそらく大きな会場でやると思います。ウィンブルドンの大きな会場でプレーするということは改めてどういう意義がありますか?

 間違いなく人生の中で最高の時間になると思っているので、一瞬一瞬を楽しみたいなという思いと、すべてを出す覚悟と、エネルギーを準備して、すべて置いていきたいなと思っています。

 ――改めて、ご結婚おめでとうございます。ご結婚されたことで、テニスプレーヤーとしてどのような影響を与えていくのでしょうか?

 プロになって13年ですか、本当にツアーで孤独な戦いが多い中で、また一つ帰る場所というか、安心して戻れる場所というのが、ツアーの中でできたということが、非常に大きな変化です。それをうまいいこと活用できる自分でいて、お互い支え合って、いい方向に向かっていけるように、自分自身ももっと頑張っていかないといけないなと思っています。

 ――守るべき家族も増えたということで、最後に、2019年のウィンブルドンへの抱負をお願いします。

 テニスの現役生活も長くないと思いますし、できる限りのことをコートにすべて置いてきたいなと思っています。その相手としてナダルは最高の相手なので、本当に一瞬一瞬を楽しんで、全力でプレーしたいなと思っています。

 *……WOWOWでは大会の模様を14日まで連日生中継する(7日は除く)。男子シングルス1回戦「杉田祐一vsラファエル・ナダル」は、2日深夜0時にWOWOWライブで生中継。

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