中谷美紀:テレ東連ドラ初主演 ラーメン店再建、病院買収に奮闘するシングルマザーに

10月スタートの連続ドラマ「ハル ~総合商社の女~」で主演を務める中谷美紀さん=テレビ東京提供
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10月スタートの連続ドラマ「ハル ~総合商社の女~」で主演を務める中谷美紀さん=テレビ東京提供

 女優の中谷美紀さんが、10月スタートの連続ドラマ「ハル ~総合商社の女~」(テレビ東京系、月曜午後10時)に主演することが7月26日、明らかになった。中谷さんが同局の連続ドラマの主演を務めるのは初めて。ドラマ枠「ドラマ Biz」(月曜午後10時)の第7弾として放送される。

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 「ハル ~総合商社の女~」は、プロデューサーを務める共同テレビの栗原美和子さんの実体験から生まれたオリジナル企画。米国のビジネス界で活躍した後、日本の大手総合商社「五木商事」の社長直々のヘッドハントにより転職してきたシングルマザーの海原晴(ハル、中谷さん)が、一般常識にとらわれることなく、同商社経営企画部・部長補佐として、ラーメン店の再建、海外の病院の買収、アパレル会社や映画会社の改革など、膨大な各部門や系列会社の諸問題を解決するために奮闘する姿を描くヒューマンドラマ。

 脚本は、フジテレビの“月9”枠で放送された「ピュア」「バージンロード」などの名作を手がけた龍居由佳里さんが担当。「ピュア」「バージンロード」は栗原さんがプロデュースを担当した。演出は「謎解きはディナーのあとで」シリーズや「SUITS/スーツ」などの土方政人さんが担当する。

 ◇中谷美紀さんのコメント

 ――ドラマ出演のお話を聞かれた際のご感想をお教えください。

 総合商社は、企画力と行動力、人間力のある人材が、存分に力を発揮できる場所である一方で、事なかれ主義、日和見主義で、社内政治のみを重視し、立身出世にまい進する人々もいるとのこと。同じゴールを見据えたプロジェクト内にもさまざまな思惑とドラマがあるからこそ、海原晴という少々お節介が過ぎるものの、魅力的な人物がさまざまな難題を目の前にして、どのように立ち回るのか、演じることが楽しみです。

 ――中谷さんから見た“海原晴”はどういう印象ですか?

 海原晴は、シングルマザーではありますが、経済的にやむを得ず仕事をすることを選択したのではなく、自ら道を切り開き、仕事を通じて社会に貢献することを喜びとし、その結果、経済的自立も勝ち取ってきた女性です。仕事場ではあえて空気を読まず、しがらみなどには目もくれず、プロジェクトの成功に心血を注ぐ一方で、利発で頼りがいのある息子を育てる母性も発揮し、常に前向きに成長し続ける人間力あふれる人物です。

 ――テレ東連続ドラマ初主演ということで意気込みをお聞かせください。

 テレビ東京のドラマは「模倣犯」以来ですが、連続ドラマに出演させていただくのは初めてとなります。今回は原作物ではなく、オリジナル企画での連続ドラマですので、ニッチで挑戦的な作品を続出されているテレビ東京さんならではの企画力と、龍居由佳里さんの脚本を信じて撮影に励みたいと思います。また、連続ドラマで撮影前に全話分の脚本をいただけることは珍しく、演じる側としては大変助かります。

 ――視聴者へのメッセージをお願いします。

 総合商社は、ラーメンからロケットまで、さまざまな案件を扱う日本ならではの業態だからこそ、それぞれのプロジェクトの裏には、人知れず生まれる人間ドラマが数々あるようです。仕事と家庭の両立は、男女問わず悩ましいテーマではありますが、今回のドラマでは海原晴のくよくよしない明るさと息子のもの分かりの良さで、仕事場でも家庭でも、いかなる問題も乗り越えて行きます。むしろ海原晴のような人間は問題が多いほど燃えるタイプなので、そんな晴を一緒に応援していただけましたら、ありがたい限りです。

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