小栗旬:新海誠監督は「抜群」 「声優をやればいいのに」

劇場版アニメ「天気の子」の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した小栗旬さん
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劇場版アニメ「天気の子」の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した小栗旬さん

 俳優の小栗旬さんが7月29日、東京都内で行われた新作劇場版アニメ「天気の子」の大ヒット御礼舞台あいさつに登場した。舞台あいさつに出席したキャストの醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、本田翼さん、小栗さんは「私が見た、新海監督の意外な魅力」をフリップに書いて発表することになり、小栗さんは「抜群」と書き、「ビデオコンテの声が全部、監督の声で入っている。声が出来上がっていたので、声優をやればいいのにと思っています」と新海監督の演技力にほれぼれしている様子だった。

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 今作では、絵コンテを映像にしたビデオコンテを作成し、ほとんどのキャラクターの声を新海監督が吹き込んだというが、小栗さんは「(演じた役柄は)半笑いみたいな感じで言うセリフが多いんですが、それが本当にお上手で。俺よりも監督の方がうまいなあって思いながら、やっている感じでした」と話すと、新海監督は照れ笑いをのぞかせつつ、「うれしいです」と喜んだ。

 本田さんはイラスト付きで「軽やかだけれど、我を通す人」とにっこり。新海監督は「翼さんほど軽やかじゃない。翼さんとのアフレコはすごく楽しくて。翼さんは、僕のまったく想像のつかなかった夏美をたくさんくれた」と夏美役の演技をたたえながら、本田さんの印象を明かしていた。

 「天気の子」は「君の名は。」などで知られる新海誠監督の新作劇場版アニメ。公開11日目となったこの日で、観客動員は300万人、興行収入40億円を突破する大ヒットを記録している。天候の調和が狂っている時代の物語。離島を飛び出し、東京にやってきた高校1年生の家出少年・帆高は、孤独な日々の果てに怪しげなオカルト雑誌のライター業を見つける。ある日、連日降り続ける雨の中、都会の片隅で一人の少女・陽菜と出会う。陽菜はある事情を抱え、弟・凪と2人でたくましく暮らしていた。そして彼女は祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力を持っていて……というストーリー。

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