特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系、日曜午前9時)でヒロインとなる秘書型AI・イズを演じる鶴嶋乃愛さん。鶴嶋さんは女性ファッション誌「Popteen(ポップティーン)」(角川春樹事務所)の専属モデルで、今回が演技初挑戦となる。元々、女優という仕事に憧れ、将来の勉強のために受けた「仮面ライダーゼロワン」のオーディションで、イズ役を射止めた。「なんで私のことを選んでくださったんだろうって驚きもありつつ、この先どうなっていくんだろうって、すごく楽しみになりました」と振り返る鶴嶋さんに話を聞いた。
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鶴嶋さんは、2001年5月24日生まれ、高知県出身の18歳。ファンからは“のあにゃん”の愛称で親しまれている。鶴嶋さんいわく「人見知りするタイプ」で、人間関係は狭く深くがモットー(?)という。一匹オオカミの面もあり、「自覚はしていないんですけど、『変わっているね』って言われます。『そこで笑う?』ってところで笑ってしまったり。撮影の現場でも“ツボって”しまったら、ずっと一人で笑っていますね」と話している。
また読書好きで「小説をよく読むんですけど、ジャンルはミステリーが多いですね。自分で文章を書くのも好きなんですけど、ミステリー好きなので物語の中で絶対、誰かが死んでしまう(笑い)。あとは休みの日は美術館に行ったりもしますね」と明かす。
そんな鶴嶋さんが演じるイズは、社長秘書となるAIロボ。主人公の或人(仮面ライダーゼロワン、高橋文哉さん)と仕事をすることでさまざまなことをラーニングし、変化していく。また或人と常に行動を共にし、仕事や戦いを忠実にサポートするが、或人のつまらないギャグをいちいち説明するため、或人に嫌がられる……といった設定も。
鶴嶋さんは「イズは第1話の時点ではすごく真っ白な状態。これからどんどん或人と行動することで、いろいろなことをラーニングしていって、成長していくんじゃないかなって思っています。だからすごいたくさんの可能性を秘めた役。予測がつかないところも魅力だと思います」と印象を語る。
特徴的な髪形や衣装について聞くと、「前髪の“ぱっつん”は自分からやりたいって言って、キレイな“ぱっつん”にしてもらいました。一番のお気に入りは大きなリボン。ワイヤが入っていて、形が崩れないようになっているんですけど、すごく女の子らしくて、ファッションの観点から見ても、おしゃれだなって。コスプレとかしていただけたら、絶対に可愛い衣装だと思います」とうれしそうに笑う。
鶴嶋さん自身、リボンなどがあしらわれたフリフリなロリータファッションが元々「好きだった」といい「だからイズの衣装を見たときはテンションが上がりましたね。靴も不思議な形をしていて、タイツもレザー素材で。細かいところまで見てほしいな」とアピールする。
仮面ライダーヒロインは子供たちの「憧れのお姉さん」でもあるが、「イズは変わった格好をしているし、目も青いので、子供たちも最初は戸惑うことも多いかと思うんですけど、徐々にいろいろな感情をラーニングしていくので、そういうところでイズの沼にハマらせていけたらいいなって(笑い)。優秀なマシーンでもあるので『イズちゃん、僕もほしい』『僕もイズちゃんの社長になる』ってなってくれたら」と期待していた。
「仮面ライダーゼロワン」は、元号が平成から令和に変わってから、1作目となる仮面ライダーで、「AI=人工知能」がテーマとなる。AIロボ=ヒューマギアが実用化された世界が舞台。主人公はAI企業「飛電インテリジェンス」の社長となる青年・飛電或人。自社が開発したAIロボがサイバーテロリストにハッキングされて暴走。仮面ライダーゼロワンに変身し、人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく。
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