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11月21日(木)放送分
俳優の神尾楓珠さんと女優の池田エライザさんが、10月スタートの連続ドラマ「左ききのエレン」でダブル主演を務めることが9月8日、分かった。神尾さんは自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか「何者か」になることを夢見る“凡才”のデザイナー・朝倉光一、池田さんは圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも、“天才”ゆえの苦悩と孤独を抱える画家の山岸エレンを演じる。MBS・TBSの深夜の「ドラマイズム」枠で放送される。神尾さんは、地上波初主演。
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原作は、電子メディア「cakes(ケイクス)」で連載のかっぴーさんの同名マンガ。集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で、nifuni(にふに)さんの作画でリメーク版も連載されている。
ドラマは、“凡才”の光一(神尾さん)と“天才の”エレン(池田さん)という相対する2人が敗北や挫折を味わいながら、成長していく姿を描いていく青春群像劇となる。連続ドラマ「ボイス 110緊急指令室」などの後藤庸介監督がメガホンをとり、脚本は「監察医 朝顔」などの根本ノンジさんが担当する。
原作を知っていたという神尾さんは「今回朝倉光一として演じられることをうれしく感じています」と喜びを語り、「この作品は『天才になれなかった全ての人へ』というキャッチコピーがありますが、僕自身もその中の一人なので、演じる上で皆さんに何かを届けると同時に自分としても何かを見いだせるように向き合いたいと思います」とメッセージを寄せている。
池田さんは原作について「『左ききのエレン』はずっと追って読んでいます。登場する人物たちのせりふに何度も刺激を受けました。ぼーっと鈍感に生きているともったいないなあ、と思わせてくれる作品です」と語り、「私自身も左利きということもあり、勝手ながら親近感を感じている作品です。天才エレンの苦悩は計り知れませんが、しっかりと向き合います」とコメントしている。
かっぴーさんは、実写化について「エレンの髪形とか完全再現したらコスプレっぽくなるし、長い物語なので忠実に倣うと尺が足りません。なので、メッセージさえ変えなければ、あとはテレビドラマに最適化して構わないとお伝えしました。その結果、ちゃんと『左ききのエレン』になったし、いいところを凝縮していただけました。むしろ原作より面白くなってしまうんじゃないかとビクビクしています。ドラマに負けないように、原作を頑張らなければ」と語っている。
後藤監督は「ちょっと恥ずかしくなるくらい『エモい』作品です。『自分には才能がある』と信じている若者たちが、現実の壁にぶつかって、泣きながらも立ち向かっていく姿は、粗削りで、ダサくて、美しい! めちゃくちゃ共感できる、『アツい』青春群像劇です。個性的なキャラクター、心に刺さるセリフ、斬新な映像表現……。面白いので、見てみてください」と話している。
「左ききのエレン」の初回はMBSが10月20日深夜1時15分に放送。以降は毎週日曜深夜0時50分から放送。TBSは同22日から毎週火曜深夜1時28分放送。
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