女優の福原遥さんが9月20日、東京都内で行われた劇場版アニメ「HELLO WORLD」(伊藤智彦監督)の初日舞台あいさつに登場した。イベントでは、劇中に登場する特殊な能力「神の手(グッドデザイン)」について語られ、福原さんは神の手を使えたらとしたら「現実的なんですけど、食べるのが大好きなので、いつでもどこでも自分の好きな食べ物を出してすぐに食べたいですね。焼き肉とか。手で焼いて、あぶって……。振る舞うのもいいですね、自分の手から」と願望を笑顔で語っていた。
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イベントには、声優を務めた浜辺美波さん、北村匠海さん、松坂桃李さん、伊藤監督も登場。浜辺さんは「神の手を使えたら?」という質問に、「マンションを建てて、下の階を売ろうかなと考えていた」と現実的な話をしたが、その前に北村さんと松坂さんが同じ質問に「ガンダムを作って乗りたい」「エヴァンゲリオンに乗りたい」と“夢のある”回答をしたため、「ダメだなあ。じゃあ、山を平らにしようかな。土地を手に入れちゃおうかな」と語っていた。
イベントでは、「10年後の自分が会いに来る」という作品のストーリーにちなみ、浜辺さんと福原さんがお互いの10年後を想像し合うトークも。福原さんは浜辺さんの10年後について「(出ている)雑誌が一緒だったので、美波ちゃんとは、小学校の時から会っている。当時は本当にちっちゃくて可愛い女の子だなと思っていた。前に別の作品で久々にご一緒したら、とんでもなく魅力のある大人なレディーになっていた。10年後にはとんでもない人に、日本を代表する女優さんになっているんじゃないか」と話し、浜辺さんを大いに照れさせていた。
「HELLO WORLD」は、アニメ「ソードアート・オンライン(SAO)」「僕だけがいない街」などの伊藤監督が手がけるオリジナル劇場版アニメ。「正解するカド」などの野崎まどさんが脚本、「けいおん!」などの堀口悠紀子さんがキャラクターデザインを担当し、「楽園追放 -Expelled from Paradise-」などのグラフィニカが製作。
物語の舞台は2027年の京都。内気な男子高校生・堅書直実(かたがき・なおみ、北村さん)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年ナオミ(松坂さん)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の一行瑠璃(いちぎょう・るり、浜辺さん)は直実と結ばれるが、その後、事故によって命を落としてしまうという。直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、現実世界に隠された秘密を知ることになる……というストーリー。福原さんは瑠璃と同じ図書委員の勘解由小路三鈴(かでのこうじ・みすず)の声を担当している。
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