アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2019」(バンダイスピリッツ主催)の世界大会決勝が12月8日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で行われ、14歳以下が対象のジュニアコースで、シンガポール代表で12歳の少女ムン・ヤン・ティン・シャーメーンさんが世界一に輝いた。女性が優勝するのは、2017年のガンプラW杯2017のジュニアコースの日本代表・畑めいさん以来で、史上2人目。ムン・ヤン・ティン・シャーメーンさんは「とにかく驚いています!」と語った。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
ガンプラ歴は約3年。ガンプラW杯に出場経験のある父の影響もあって、ガンプラ作りを始めた。優勝作は、新武者ガンダムをイメージした「M.Y.T.S Doll Sarah (Rider Mode)」で、制作期間は5、6カ月。「これまで父も大会に出ていたのですが、なかなか勝てないで、私がお父さんのために戦う! と出場を決めました。日本に来たかったんです。日本食が大好きだし、ガンダムを作った人たちに会ってみたかった」という。
「ガンダム」シリーズは「全シリーズが好き」といい、「ガンプラは塗装や組み合わせることに興味があります」と日々、制作に励んでいる。“新女王”のさらなる活躍も期待されるが、ガンプラW杯2020への参加は「学校や勉強で忙しいので、出場するかは未定」という。
ガンプラW杯は、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会。2011年に始まり、9回目となる今年は日本、中国、韓国、タイ、シンガポール、イタリア、フランス、米国、カナダなど16の国と地域で開催。15歳以上が対象のオープンコース、14歳以下が対象のジュニアコースがある。
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