山本千尋:主演アクション時代劇「世界に配信できる作品」 矢島舞美、坂本浩一監督と“続編”への思いも

アクション時代劇「BLACKFOX: Age of the Ninja」の会見に登場した山本千尋さん
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アクション時代劇「BLACKFOX: Age of the Ninja」の会見に登場した山本千尋さん

 特撮ドラマ「ウルトラマンジード」のヒロイン・鳥羽ライハ役などで知られる女優の山本千尋さんが12月16日、東京都内で行われたアクション時代劇「BLACKFOX: Age of the Ninja」(坂本浩一監督)の舞台あいさつ後の会見に登場。武術太極拳の「長拳」「剣術」「槍術」部門でジュニアオリンピック3連覇した経歴を持ち中国武術がアクションの原点になっている山本さんは、主人公・石動律花役で初主演した今作について「得意としている中国武術を封印してのアクションだった」と説明。「映像を見たとき、『全然ダメだー』というところもたくさんあって。(撮影が)終わった瞬間から、またもう一回鍛え直そうとスイッチが入って、勝手に“2”に向けて(トレーニングを)始めていました」と続編への意欲を明かした。

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 会見にはアイドルグループ「℃-ute(キュート)」の元メンバーの矢島舞美さん、坂本監督も出席。今作で特殊な能力を持つ少女・宮役を演じた矢島さんは「(自身は)アクションがなかったので、アクションやりたいな、と思っていました。もしかしたら“2”で見れちゃうかもしれない。『アクション教えてください!』と監督に言っているので、鍛えてもらおうと思っています」とアクションを熱望。続編以降の構想はすでに固まってきているという坂本監督が「宮のアクションも構想の中には含まれています」と話すと、矢島さんは「頑張ります!」と声を弾ませていた。山本さんも「運動神経がいいから、実はたぶん、一番強い」と矢島さんのアクションに期待を寄せていた。

 今作について山本さんは「日本だけでなく世界に絶対配信できる作品だと思っている」と手応えを明かした。坂本監督も「今は配信も含めて、作品の国境がなくなってきている。今はボタンをポチるだけで、どこででも見られるようになっているので、国境を意識するのではなく、全世界の人が見ても楽しめるような娯楽作品にしたい、という思いがあった」と同意していた。

 同作は台湾でも配信されており、12月には上映イベントも実施された。山本さんは「日本以外の国で受け入れてくれるのかなと思ったんですけど、私たち以上に日本のことを知っているような温かい空気で迎えてくださり、ファミリー感がありました」と笑顔で振り返っていた。

 「BLACKFOX: Age of the Ninja」は、今年10月に公開された近未来を舞台に忍者一族の末裔(まつえい)を描いた劇場版アニメ「BLACK FOX」の連動作。「BLACKFOX」の主要設定をベースに、特撮アクション時代劇として作品の世界観を拡張したオリジナル作品で、アニメ版の“祖先”に当たる女性忍者の物語を描いている。人里離れて暮らす忍者一族に生まれ育った石動律花は、山中に迷い込んだ不思議な能力を持つ少女・宮と出会う。律花は何者かに追われる宮の身を案じるが、宮は石動家の当主に父のあだ討ちを申し出て……というストーリー。10月5日から日本・台湾の約30の動画配信サービスで有料配信されている。

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