るろうに剣心:武井咲、青木崇高、蒼井優が続投! 明神弥彦役で大西利空が初参加

映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」に出演する(左から)蒼井優さん、佐藤健さん、大西利空さん、武井咲さん、青木崇高さん(C)和月伸宏/集英社 (C)2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会
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映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」に出演する(左から)蒼井優さん、佐藤健さん、大西利空さん、武井咲さん、青木崇高さん(C)和月伸宏/集英社 (C)2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会

 和月伸宏さんの人気マンガを俳優の佐藤健さん主演で実写化した映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)シリーズの最終章「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」のキャストが12月20日、発表された。神谷薫役で武井咲さん、喧嘩(けんか)屋の相楽左之助役で青木崇高さん、女医の高荷恵役で蒼井優さんが続投することも分かった。

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 また、「3月のライオン」の桐山零の子供時代、「キングダム」の信の子供時代を演じ話題となった大西利空さんが、神谷道場で最強の剣士を目指し、剣心の背中を追う明神弥彦役で新たに出演することも分かった。ダイジェスト映像が併せて公開された。

 「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた人気マンガ。1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化された。実写映画は、「るろうに剣心」が2012年8月25日、「京都大火編」が2014年8月1日、「伝説の最期編」が同年9月13日に公開。シリーズ累計で動員980万人、興行収入125億円を突破した。

 最終章は、剣心の“十字傷の謎”に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、志々雄真実を操っていた“シリーズ最恐の敵”縁(えにし)との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。

 ◇武井咲「現場に入るとブランクを感じず…」

 5年ぶりに薫を演じる武井さんは、「久しぶりの『るろうに剣心』の撮影ということで、緊張していましたが、現場に入るとブランクを感じずに、不思議と1作目から続いているような気持ちになりました」と振り返り、「神谷道場のメンバーが本当の家族のような雰囲気で撮影できたので、とても感動しましたし、うれしかったです」と笑顔を見せた。

 また、「1作目のときは当時17歳でしたのでとても緊張していて、皆さんについていかなくては、という一心でしたが、大友監督が、最終章では剣心の過去を知って薫が成長していく姿は、今の私の年齢だから演じることができる、とお話してくださり、とても安心しました。これまでとは違うスタンスで、新たな『るろうに剣心』の現場を楽しめたと思います」と話している。

 佐藤さんについては、「本当に大変なアクションがたくさんあるので、体力的に大変だったと思います。ただ、薫から見ても剣心にしか見えない健さんがいたので、そこは本当にうれしかったです。『るろうに剣心』ファンとしても(笑い)」とコメントしている。

 ◇青木崇高「絶対に最高傑作になっている」

 青木さんは「1作目から変わらず、命を張ってでも守りたい仲間です」と神谷道場のメンバーについて語った。撮影については、「『るろうに剣心』の現場は、監督を中心に役者やいろいろなスタッフがお互い挑発し合っているように感じます。『ここであきらめたらだめ、こういうときだからこそ、どうプラスに展開させていくのか』をプライドを持って取り組んでいます。そうすると『つらい』と思っていても『やるぞ』ってなります。とても成長させてもらいました」と振り返っている。

 最終章については、「絶対に最高傑作になっている」と自信をのぞかせ、佐藤さんに対しては「これだけのスタッフ、キャストの真ん中に立っている彼にしか感じられない気持ちは計りしれないですが、それを立派にやり遂げたことは本当に本当にカッコいいと思いました」と話している。

 ◇蒼井優 撮影現場は「タイムスリップした感覚」

 蒼井さんは、撮影現場について「タイムスリップした感覚」と話し、「5年の経過があるので皆、微妙に変化しているのですが、フォーメーションを組んだときの形が一緒で懐かしいです。前回のエンディングから続きが始まったように感じました」と振り返った。

 また、5年ぶりの製作決定にについては、「また始まるんだ。あんなに大変な思いをしたのに、皆、元気だなと思いました(笑い)。でも、お客様のお陰だと思いますし、すごいことだと思います。5年ぶりでも、お客様が待っていてくださるという希望があるのはすごいと思います」と話している。

 ◇大西利空 撮影現場に「行くたびに身長が伸びていた」

 明神弥彦役のキャスティングは難航し、オーディションは何度も行われたという。当初の予定人数を大幅に超えた、参加者200人以上となる中、映画「3月のライオン」(前編・後編)で大友監督作品出演の経験もあった大西さんに白羽の矢が立った。

 オーディションで選ばれた大西さんは、「前作も見ていたので、受かったときはとてもうれしかったです。赤べこのセットも大きく驚きましたし、とても感動しました」とコメント。約7カ月の撮影ということで、「(キャストやスタッフから)行くたびに身長が伸びていたので、衣裳部屋に入ると『え! 弥彦またでかくなった!?』と毎回言われました(笑い)」と振り返った。

 「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」は、2020年7月3日、8月7日にそれぞれ公開される。

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