コミケ97:令和初の“冬コミ”開幕 寒さの中、長蛇の列 夏に続き2地区、4日間開催

東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開幕した「コミックマーケット97」
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東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開幕した「コミックマーケット97」

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)97」が12月28日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。気象庁が発表した東京都内の午前9時の気温は7度で風も強く、令和初の“冬コミ”に、寒さの中、同人誌や限定グッズを求める人が開場前から長い列を作った。夏に開催された前回の「コミケ96」に続き、今回も4日間にわたって開催(12月31日まで)。会場も前回同様、有明、青海の2地区となる。

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 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。2018年冬は3日間で約57万人、令和初の開催となった今年夏は4日間で過去最高の約73万人を集めた。今回のコミケ97、2020年5月2~5日のコミケ98は、4日間にわたって東京ビッグサイトの西展示棟と南展示棟、青海展示棟で開催される。前回のコミケ96から引き続き、有明会場の一般参加者の入場には有料のリストバンドが必要になる。なお、今回はリストバンドの事前入手を促すため、事前価格は550円、当日価格は1000円にする措置がとられた。

 今回のコミケ97は4日間の開催で、東京ビッグサイトの西展示棟、南展示棟に個人が同人誌を販売するサークルスペース、青海展示棟にアニメなどの関連企業が出展する企業ブースが配置される。

 コミケ初日は、人気マンガ「僕のヒーローアカデミア」や「鬼滅の刃」、人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」などの同人誌が並ぶ。参加サークルは、「角」「壁」「シャッター前」などと呼ばれる場所に配置される。列整理のしやすいシャッター前は、プロとしても活躍するマンガ家やイラストレーターらが出展することもあり、人気のサークルは、開幕と当時に長蛇の列ができ、昼前には売り切れることもある。また、マンガ誌の編集者が、新人をスカウトするために動き回る姿も見られる。

 企業ブースは、アニプレックスやKADOKAWAなどのエンタメ系企業に加え、郵便局なども出展する。 

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