俳優の坂口健太郎さんが1月16日、東京都内で行われた主演映画「仮面病棟」(木村ひさし監督、3月6日公開)の映画化記念スペシャルイベントに、女優の永野芽郁さんらと登場した。坂口さんは今作が初の映画単独主演となるが、「(主演でもそうでなくても)実際にやっていることって変わらない。どうしても監督の色や座長の色に現場はなっていくものだから、自分ができることはしたいと思っていた」と座長としての心構えを明かし、「張り詰めたシーンの裏では、穏やかな時間(を過ごすの)が好きなので、自分にできることはやっていた」と振り返った。
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そんな坂口さんの座長ぶりについて、永野さんは、「すてきでした。(作品の)内容的にはピリつく瞬間もあるのだろうと思っていましたが、坂口さん自身が穏やかで現場がピリつくことなく、みんなで一つのものを作るという空気感だった。本当にすてきだなって」とべた褒め。聞いていた坂口さんが思わずマイクを使わずに、「ありがとうございます」と照れた様子で言うと、永野さんは「ちょっと照れているみたいです(笑い)」と楽しそうに話した。
また今作の撮影前日に20歳を迎えた永野さんは、「気持ちも新たに20歳だし、背筋を伸ばして坂口さんのそばに寄り添っていい作品を作れたらなと思いながらやっていました」と回顧。共演経験がある坂口さんは、「過去の作品でもご一緒していたので、5~6年前になりますが感慨深いですね」と話し、「また前作と全然違う役なので、どう一緒にできるか楽しみだった」と共演を心待ちにしていたことを語った。
映画は、知念実希人さんの同名小説(実業之日本社)が原作。ピエロ面の凶悪犯が、身元不明の入院患者64人と職員らを鉄格子で閉ざされた元精神科病院に監禁する。事件当日、1日限りのアルバイトをしていた当直医の速水(坂口さん)は、犯人から、自らが撃った女子大生の瞳(永野さん)を治療するよう要求される。速水は命を救った瞳と病院から脱出を試みるが……というストーリー。イベントには、原作者の知念さん、スペシャルゲストとして松丸亮吾さんも出席した。
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