俳優の綾野剛さんが1月30日、東京都内で行われた主演映画「影裏(えいり)」(大友啓史監督、2月14日公開)の完成披露試写会に登場した。今作は盛岡市が舞台だが、MCから役作りで意識した点を聞かれた綾野さんは、「盛岡で全編撮影できたことが最大の役作り」とコメント。「協力してくださる盛岡の方々と共に創作していく作業は、映画の醍醐味(だいごみ)。そういう意味でワンチームの姿勢を最後まで駆け抜けるためにやり続けていた。個の力を発揮するよりも集団で何か一つのものを紡いでいく方が、この作品にとっては大切だと感じた」と感謝の言葉と共に説明した。
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この日は俳優の松田龍平さん、大友監督も出席。「るろうに剣心」(2012年公開)以来の大友作品出演となった綾野さんは、「素直にうれしかった。大友さんとまたご一緒できるし、龍平君ともしっかり共演するのは初めてだったので、楽しみがあふれていた状態だったのをよく覚えています」とオファーを聞いた際の喜びを語った。
メガホンをとった大友監督は、「2人と仕事したかったのがまずあり、(原作を)読んでいる最中に2人の顔が浮かんできて、それ以外考えられなかった」と綾野さんと松田さんの起用理由を明かし、「2人じゃなかったら僕やっていないかもしれない」と絶賛。聞いていた綾野さんも松田さんも、共に「うれしい」と笑顔を浮かべていた。
映画は、第157回芥川賞などを受賞した沼田真佑さんの「影裏」が原作。会社の転勤で赴任した慣れない土地、岩手・盛岡での生活に戸惑う今野(綾野さん)。孤独から救ってくれた唯一の友人・日浅(松田さん)が突然姿を消し、今野はその足跡をたどる。すると、彼の知らない日浅のもう一つの影の顔、裏の顔が浮かび上がってくる。共に日々を分かちあったはずの日浅の“本当”はどこにあるのか……というストーリー。
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