日本アカデミー賞：最優秀主演男優賞は松坂桃李　シム・ウンギョンと共演し「駆け抜けることができた」

　「第43回日本アカデミー賞」授賞式が3月6日、東京都内で開催され、映画「新聞記者」に出演した松坂桃李さんが最優秀主演男優賞に選ばれた。「ありがとうございます。この作品は僕の知る限りでは実現するまでに二転三転、四転、五転ぐらいあって、それでもこの作品を届けたいという人が集まり、撮り切ることができました」と撮影を振り返り、「僕もハードルが高い作品だと思いながら、シム・ウンギョンさんと一緒に芝居をして、駆け抜けることができました」とダブル主演を務め、最優秀主演女優賞を受賞したシムさんと、喜びを分かち合っていた。

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　松坂さんは昨年、最優秀助演男優賞を受賞し、涙を流してスピーチしたことが話題となったが、今回は堂々と立ち振る舞いだった。

　「新聞記者」はシム・ウンギョンさんと松坂さんがダブル主演を務めた。新聞記者の望月衣塑子さんの著書「新聞記者」（角川新書）が原案で、官邸が主導する大学新設計画の真相に迫ろうとする女性記者と、秘かにメディアを駆使して都合のよいファクトを造り上げようとする官僚たちとの葛藤を描く社会派サスペンス。

　◇優秀主演男優賞は次の通り（敬称略）

　笑福亭鶴瓶「閉鎖病棟－それぞれの朝－」▽菅田将暉「アルキメデスの大戦」▽中井貴一「記憶にございません！」▽松坂桃李「新聞記者」▽GACKT「翔んで埼玉」