原泰久さんの人気マンガ「キングダム」のファンである“キングダム芸人”として知られるキクチウソツカナイ。さんと、お笑いコンビ「平成ノブシコブシ」の吉村崇さんの対談が、3月19日発売のマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)16号に掲載された。吉村さんは同作の魅力を「まさにマンガ版の大河ドラマですよ」と表現している。
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今回の対談は、「キングダム」のテレビアニメ第3シリーズが4月にスタートすることを記念して行われた。第3シリーズで描かれる「合従軍編」の魅力について、キクチウソツカナイ。さんと吉村さんが語っている。
対談で、キクチウソツカナイ。さんは、バラエティー番組「アメトーーク!」にキングダム芸人として出演し、反響が大きかったといい、「今もこうして『キングダム芸人』を名乗らせてもらえるのは誇りです」とコメント。「キングダム」をコミュニケーションツールに使っているという吉村さんは「僕、アナウンサーの川田裕美さんには全巻贈りましたからね。幸せになりたければ『キングダム』を読めばいいと!」と熱く語っている。
一番好きなキャラクターの話題では、吉村さんは「王騎は殿堂入り。王騎以外で考えると、呂不韋ですかね。圧倒的な存在感!」と話し、王騎の副官を務めた騰を推すキクチウソツカナイ。さんは、「『合従軍編』でも騰の好きなシーンがあるんです。僕が『騰推し』になったのは、そのシーンを読んだ衝撃が大きかったのもありますね」と見どころを語った。
さらに、吉村さんは「実は『合従軍』の物語って、史実の記録だと数行程度の記述しか残っていないんですよね。それを、あれだけ壮大な物語に仕上げてしまう……。原先生の手腕が恐ろしいですよ! 大河ドラマなんかでもそうなんですけど、史実に作り手の『色』を乗せて物語を面白くしていく。それと同じですよね。『キングダム』は、まさにマンガ版の大河ドラマですよ」と語った。
「キングダム」は、2006年からマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信の活躍や、後に始皇帝の名で知られるようになる秦王・えい政、「奇貨居(お)くべし」の故事で知られる宰相・呂不韋(りょふい)など英雄たちのドラマを描いている。山崎賢人さん主演の実写映画が2019年に公開されたことも話題になった。
テレビアニメはNHK・BSプレミアムで、第1シリーズが2012年6月~2013年2月、第2シリーズが2013年6月~2014年3月に放送。第3シリーズは、NHK総合で4月5日から日曜深夜0時15分に放送される。
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