娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?
最終回 捨て身の復讐、決着。
12月23日(火)放送分
窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)は第60回が6月19日に放送され、柴咲コウさん扮(ふん)する双浦環のパリ時代の恋人の若手画家・今村嗣人役で、前日第59回に続き登場した金子ノブアキさんの演技に視聴者の注目が集まった。
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この日は、まだ駆け出しだったころの環(柴咲さん)のパリ時代を描いたスピンオフで、副題は「環のパリの物語 後編」。今村嗣人(金子さん)はパリでなかなか認められず焦りを感じていた。一方、環は思い切ってミラノまで受けに行った「蝶々夫人」のオーディションをきっかけに、歌手になるチャンスをつかみかけていた。周りから環について聞かれることが多くなった嗣人は、素直に喜べず複雑な気持ちを抱えるようになる。そして、ある日、環の人生を変える大きな知らせが届く。
やがて環は最終オーディションに合格するが、そのことを聞いた嗣人は喜ぶどころか、嫉妬に駆られて環の前で荒れ狂う。画家として未来の見えない嗣人は、「俺と君の何が違うんだ」と叫ぶと、自分の絵を傷つけ、環が「あなたには才能がある」と言おうものなら、「上辺だけの言葉がなんかいらない! どうして分からないんだ! その優しさが人を苦しめるのに。どうして、どうして……」とその場に泣き崩れる。
そして最後に、「君の失敗を願っている。どんなに喜ぼうとしても、心の奥底から嫉妬があふれてくる。俺は君といる俺が嫌いだ。君といると俺はどんどん嫌なやつになる。俺は君という光の影でいるのは耐えられない。環、歌を諦めてくれ。頼む」と本心をぶちまけてしまう……。
金子さんの一連の演技に対して、SNSでは「さすがの金子ノブアキさんだった」「嫉妬に狂う演技、最高」「金子ノブアキさんの演技が迫力ありすぎて、朝ドラ、これ朝ドラだからってなっちゃった」「今朝のエール、すごかった。金子ノブアキさん劇場だった」と大きな反響があり、「朝から濃厚なドラマを見せていただいた」「スピンオフにはもったいない2日間だった」「まるで1本の映画じゃあありませんかっ」「こんな完成度高いスピンオフ、朝ドラ史上初めてじゃない?」といった声も上がっていた。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一(窪田さん)と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂ふみさん)の、音楽と共に生きる夫婦の物語。第12週は裕一と音をとりまく登場人物に焦点を当てた特別企画のオムニバスとして放送された。
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