今冬に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催を検討していた日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット（コミケ）99」が延期され、2021年ゴールデンウイークの開催を目指すことが分かった。詳細は今秋以降に発表予定。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　コミックマーケット準備会によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会場の最大収容人数の制限され、感染防止策などが定められたほか、東京五輪の開催延期によって、東京ビッグサイトの全館使用ができなくなったことなどさまざまな要因で「参加者の皆さんに満足いただけない開催となってしまうことが懸念」され、「2020年冬に開催することは困難である、という苦渋の決断に至りました」という。

　今年5月2～5日に開催予定だったコミケ98も中止になったこともあり、準備会は「コミックマーケットは同人誌を中心としてすべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現の可能性を広げるための『場』であることを理念に掲げるにもかかわらず2020年の1年間、リアルな『場』としてのコミックマーケットを開催できないことは、我々準備会にとっても痛恨事にほかなりません」とコメントとしている。

　コミケ98の開催予定日にはオンライン企画「エアコミケ」が開催された。今冬は「エアコミケを発展させていくことを検討」するという。