わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
動画配信サイト「YouTube」のドラマチャンネル「僕等(ら)の物語」で、ショートドラマ「ラストナンバー」が7月5日に配信された。若手俳優が活躍できる場所を作る目的で開設。4編のショートドラマで構成された「THE LAST SCENE」が第1弾として配信される。「ラストナンバー」で5人組ガールズバンド「over the moon」を演じている伊藤千由李さん、寺本莉緒さん、橋本乃依さん、日比美思さん、莉子さんに話を聞いた。
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「ラストナンバー」は、ガールズバンド「over the moon」のメンバー、リーダーのウメ(日比さん)、ボーカル&ギターのアンズ(寺本さん)、ドラムのカリン(莉子さん)、ボーカル&ギターのチェリー(伊藤さん)、キーボードのモモ(橋本さん)の5人が、ラストライブに向けて行う打ち合わせの模様を描く。
役どころについて、日比さんは、「ウメは真面目な性格なのですが、どこか抜けていたり知らない間に関西弁が出ちゃったりという、ちょっとおっちょこちょいのところもある役。役割的にはモモに一番近い役割なのかなと思いながら演じました」と語る。
そのモモ役を演じる橋本さんは、「モモには秘密の設定があって、視聴者の方にはばれないように演じているのですが、実は……というのを見ていただきたい」とアピール。
寺本さんは、「仲間としての意識を強く持つようにして、ケンカのシーンも自分勝手にケンカしているのではなく、仲間を思ってしているという感じてもらえるように演じました」と説明し、チェリー役の伊藤さんは、「自由で、思ったこともすぐ言っちゃうし、そんなことも言っちゃうのみたいな感じの子だったので、自由な感じで演じました」と振り返る。
莉子さんは、「カリンはすごくクール。だからこそ怒ったときやケンカのシーンで、どうカリンらしい感じを出していくか、クールを軸にしつつ感情も……というバランスをとるのが難しかった」と言い、「個性豊かなメンバーの中でカリンは重要な立ち位置と思い、自分自身も重要や役割を果たせるように頑張りました」と胸を張る。
◇5人の仲の良さ、チームワークは抜群
ほぼ同世代の5人の女性の共演に日比さんは、「女の子だけでこんな長時間過ごすことってあんまりなかったし、同世代の女の子だけという役があまりなかったので、すごく新鮮だし楽しい。ちょっとメークも頑張ろうと思って、覚えたりもしていました」と笑顔を見せる。
それぞれが演じた役の印象や共通点は……と投げかけると、莉子さんは、「クールな部分は似ていない。声が低いというのは若干キャラになんとなく合っているのかなと感じはするのですが、それ以外の性格は合っていないかも」と冷静に自己分析しつつ、「(日比さんは)せりふが全部合っている。抜けている部分は日常もそう。ホワホワしています」と指摘する。
言われた日比さんは、「たしかに言われたらそうかも、アホなんです(笑い)」と自虐的に納得しつつ、「カリンちゃん(莉子さん)はツッコミ役が多いかもしれない。みんなのことを一つ一つ、丁寧にツッコむ。優しいです」と切り返す。
さらに莉子さんが「乃依ちゃんは合っている気がする」と言うと、伊藤さんも「優しい感じ」、寺本さんも「衣装が可愛い。顔が可愛い」と絶賛。橋本さんは「うれしい」と照れ笑い。
その橋本さんが今度は、「チェリー(伊藤さん)はそのまま。自由じゃない」と言うと、日比さんも「普段も聞いている時間が多くて、あまり誰もしゃべらなくなると、ちょっとしゃべるみたいな」と同意し、橋本さんが「メンバーが合っているんだよね。調和が取れている」とまとめチームワークの良さを垣間見せる。
◇日比美思の回答に全員爆笑
バンドメンバーを演じるということで、普段よく聴く音楽を尋ねると、橋本さんは「aikoさんとかYUIさんとかシンガーソングライター系が好き」、寺本さんは「洋楽。J-POPもたまに聴きますけど、ジャスティン・ビーバーさんとかが好き」と回答。伊藤さんは、「洋楽からいろんなジャンルを聴くのですが、昔から『SEKAI NO OWARI』さんが好き」、莉子さんは「『ONE OK ROCK』さんが好きでライブも結構行ってます」とまちまちだ。
そんな中、日比さんが、「『魔女の宅急便』のサウンドトラックを」と切り出すと、思わず莉子さんは「えっ、そういう感じ!?」とツッコミ。めげずに日比さんが、「『魔女の宅急便』がすごく大好きで、電車の中でサウンドトラックを聴くとキキになれる」と話すと、ほかの4人は大笑い。
莉子さんが、「電車の中じゃないとだめなの?」と確認すると、「だって飛べないでしょう。飛べないから、せめて移動中の電車の中でサウンドトラックを聴いてキキの気分に」と日比さん。そのコメントに4人は口々に「可愛い!」と言って大いに盛り上がった。
ここでライブのセットリストのラストナンバーを決めるシーンにちなみ、「これだけは譲れないことは?」と質問。橋本さんが、「自分のことを言われてもどうでもいいのですが、本当に仲のいい友だちのことを悪く言われるとプチンときちゃう」と言い、伊藤さんは、「ネコを飼っているのですが、家族の中で一番好かれているのは絶対私」と“親バカ”ぶりを発揮する。
莉子さんは、「JKライフをエンジョイしているのは誰にも負けない。学校の友だちと遊ぶ時間もたくさんあって、学校でもJKとして学生として過ごし、その後に仕事に切り替えているので、ちゃんと学生しているなと自分でも思う」と“らしい”回答。
一方、寺本さんは、「この5人の中ならラーメン愛なら負けない」と切り出し、「ラーメン食べるとやせる。ラーメンを(1日)3食食べても太らないし、むしろ引き締まる。好きだからこそ太らないみたいな持論があります」と主張する。
そんな中、日比さんは、「本当に何もない。一日3食食べられたら、それでいい」という発言で笑いを誘い、続けて「白米が大好き! それだけでも食べられます」と絞り出した。
◇今作は2度見るのが深く楽しむ秘訣
今後の目標について聞くと、橋本さんは、「お芝居を頑張っていきたいのと、歌がすごく好きなのでこういう役をまたやりたいなと思っています。もちろん歌手活動にも興味はあります!」、寺本さんは、「グラビアもやっていて、そちらの方でファンの方が見てくださると思うので、お芝居ができるんだよというところをもっともっと極めていきたい。内田理央さんがグラビアも女優もやっていらっしゃるので目標としています」とコメント。
「もっとたくさんの役に挑戦したいですし、たくさんの役に出合いたい」という日比さん。「この作品ではグループを演じていますが、役を通して一人ひとり、個人個人も応援したいなと思ってくれたら良いなと思います」と語る。
一方、莉子さんは、「演技はまだ全然なのでもっと頑張っていきたい。役でやりたいのは、今回のような青春でこの役だからこそ味わえるものを味わっていきたいし、現役高校生のうちに高校生の役をやれたら」と具体的な目標を口にした。
最後に今作をより楽しむ秘訣を尋ねると、日比さんは、「絶対2回は見てほしい。1回だと楽しそうだなって見て、最後『えっ?』となって終わるから、もう1回見て確認して『こうなっていたんだ』と見るのが面白いかな」とメッセージを送っていた。
ショートドラマ「ラストナンバー」は、YouTubeのドラマチャンネル「僕等(ら)の物語」で配信中。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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