人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの「宇宙戦艦ヤマト 2199」「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」の総集編「『宇宙戦艦ヤマト』という時代 西暦2202年の選択」の特報が10月22日、公開された。1969年の人類月面着陸から2042年の火星到達、2202年のガトランティス戦役まで人類とヤマトの航海の全記録を紹介する映像で、新カットも含まれている。脚本を手がける皆川ゆかさんが「宇宙戦艦ヤマト」への思いを語ったコメントも公開された。
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「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送。「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした2199」が2012~14年に劇場上映、テレビ放送された。「2199」の続編「2202」が2017~19年に劇場上映された。
総集編は、「2202」のシリーズ構成を務めた福井晴敏さんが、新たな切り口で再構成する。新カット、新ナレーションを交えつつ、人類史、宇宙史に刻まれる歴戦の記録をまとめる。2021年1月15日に公開。
あの日、うちに下宿していたいとこが映画に行くぞと、まだ中学1年生だった私を朝から連れだした。電車で1時間以上かけて着いた渋谷の映画館はものすごい行列で、行きの時間よりも長いこと並んだように思う。わたしはその「兄さん」が大好きで、マンガやSFの話を聞くのが楽しかった。そうして一緒に並んで見た映画が、「宇宙戦艦ヤマト」だった。40年以上たっても覚えている。今回、脚本を書かせてもらっている時も、ときどきあのときの「兄さん」と一緒に、21世紀にリブートされたシリーズを見ている気分になった。だから、とうの昔にわたしはあのときの「兄さん」の年を越えてしまったけれど、ついいってしまうのだ。どう? やっぱりヤマトはいいよね。
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