プリキュア:声優に受け継がれるバトン ピンクチーム悠木碧、成瀬瑛美、引坂理絵の思い

「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」に出演する(左から)成瀬瑛美さん、悠木碧さん、引坂理絵さん
1 / 1
「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」に出演する(左から)成瀬瑛美さん、悠木碧さん、引坂理絵さん

 人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)シリーズの劇場版アニメ最新作「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」(深澤敏則監督)。放送中のシリーズ第17弾「ヒーリングっど プリキュア」、第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」、第15弾「HUGっと!プリキュア」の3世代プリキュアが集結したことも話題になっている。「ヒーリングっど プリキュア」の花寺のどか(キュアグレース)役の悠木碧さん、「スター☆トゥインクルプリキュア」の星奈ひかる(キュアスター)役の成瀬瑛美さん、「HUGっと!プリキュア」の野乃はな(キュアエール)役の引坂理絵さんのピンクチームの3人に、同シリーズへの思い、受け継がれる伝統について聞いた。

あなたにオススメ

 ◇成瀬瑛美、引坂理絵のプリキュアへの思い

 --「スター☆トゥインクルプリキュア」が1月に放送を終えたばかりです。成瀬さんは約1年にわたってプリキュアを演じた今の気持ちは?

 成瀬さん ひかるちゃんがすごく格好よく成長したことが尊いです。素晴らしいラストを迎えられました。無事にバトンを渡せましたし、達成感、安心感があります。バトンを渡すことは、プリキュアの大事な儀式の一つ。引坂さんから受け継いだバトンを次の世代に渡せたことが感動です。

 --引坂さんはバトンを渡してから約1年がたちました。

 引坂さん 終わった後はなかなか見返すことができなかったんです。必死だったことやいろいろなことを思い出して……。時間がたってからもう一度見返して、改めて、本当に素晴らしい作品に巡り合えたと感じています。最後まで苦戦しながら収録に臨みましたが、その時間がいとおしく、放送終了直後とはまた違う気持ちで涙が出ました。

 --悠木さんはバトンを受けました。

 悠木さん 私はプリキュアにずっと憧れてきました。これまでプリキュアを演じてきた方々のお話を聞いてきた中で、皆さんが「プリキュアが大好き!」という気持ちを感じていました。

 成瀬さん&引坂さん その通り! 大好き!

 悠木さん 今回、映画に出演させていただき、これだけ熱く作ってるのだから、一年間やり遂げたら、人生の中で大きな節目になるんだろうな、こうなりたいな!と感じていました。お二人の背中を見て、格好いいな!と。プリキュアはやっぱり特別な作品です。私ものどかと一年間頑張りたい! 私もすてきなバトンを渡せるように頑張りますね。

 成瀬さん 何だか照れちゃいますね。先輩になれるってこんなにうれしいんですね。

 ◇プリキュアはかけがえのない一年

 --引坂さん、成瀬さんから悠木さんにメッセージは?

 引坂さん ないですね(笑い)! 私自身もバトンを受け取って、次のシリーズにバトンを渡しましたが、こうしないといけない!というのはないと思うんです。各世代にそれぞれのカラーがありますが、それは自分たちが考えてできた結果なんですよね。私たちは影から見守るだけなんです。かけがえのない一年を楽しんでください! 

 成瀬さん 一年間、とっても楽しいですよ!

 悠木さん ありがとうございます! 頑張ることを楽しむのはスポーツマンシップのようなものを感じます。格好いいです! 成瀬さん、引坂さんは、先輩に聞いておけばよかった……ということはありますか?

 成瀬さん 引坂さんはどうやって現場を盛り上げていたのですか? ずっと思っていました。

 引坂さん 私はあまり盛り上げられるタイプではないので、「HUGプリ」の皆さんが「引坂、頑張れ!」と盛り上げてくださいました(笑い)。周りの方にいっぱい助けていただきましたね。

 成瀬さん 私も周りの人に助けられていました。私は、元気にあいさつをしよう!と思っていました。

 悠木さん 私も元気にあいさつします!

 ◇同じピンクでもそれぞれ違ってカラフル

 --3人が共演した中で感じたことは?

 成瀬さん みんな、違うんですよね。

 悠木さん 声を合わせる時のやり方もみんな違いますよね。

 成瀬さん 私は手を使って、指揮をするようにしています。

 悠木さん まねさせていただいています!

 成瀬さん 伝統になった!?

 引坂さん 私は、「プリアラ」(第14弾の『キラキラ☆プリキュアアラモード』)が息を吸って合わせるのを見ていたので、いろいろ試した結果、息を吸って合わせていました。

 --引坂さんはキュアエールを演じるのは久しぶりですよね。

 引坂さん 約1年、プリキュアに関わる機会がなかったので、せりふを合わせるシーンが不安だったんですが、スタジオでのアフレコ前にみんなで合わせてみると一発で合ったので、一年やってきたから体に残っているんだ!とうれしかったです。(キュアアムール役の)田村ゆかりさんが「大丈夫だよ!」と言ってくださったのが、ありがたかったです。

 成瀬さん そうなんですよね! 私も1カ月ぶりだったけど、ドキドキしました。

 引坂さん ずっとやってきたことが、1カ月空くと怖いんですよね。分かります。

 --ピンク3人の共演シーンも楽しみにしているファンも多いはずです。

 悠木さん 同じピンクでもそれぞれ違って、カラフルなんです。それがすてきです。

 成瀬さん 3人との絡みがうれしい! ピンク3人の絡みが多くて、キュンとしました。熱いです!

 引坂 みんなで戦いましたしね。

 ー-最後に劇場版の見どころを教えてください。

 引坂さん 「ヒープリ」のプリキュアが巻き起こす変化によって「HUGプリ」「スタプリ」のプリキュアも言動に少しずつ変化が起きるところが好きです。

 成瀬さん 3世代のバランスがいいんですね。チームの特色も違うので、そこが楽しいです。それに、ミラクルンが可愛いですよね。(ミラクルンを演じる)稲垣来泉ちゃんが可愛くて、いとおしい。守ってあげたいミラクルンになっています。敵も強くて格好いいです。

 悠木さん 強そうな敵で、勝てるわけがない!となるけど、先輩に力をいただいて、闘えるようになる。熱くなる作品です。個人的にこれまでも別の作品でタイムリープした経験があるのですが、今回は希望しかない未来が待っています。見どころしかないです!

 ※取材は1月に実施した。

アニメ 最新記事