アクターズ・ショート・フィルム:磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來が監督挑戦 実力派キャスト続々… WOWOWで放送

WOWOWの開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」で監督を務める(上段左から時計回りに)磯村勇斗さん、柄本佑さん、白石隼也さん、森山未來さん、津田健次郎さん
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WOWOWの開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」で監督を務める(上段左から時計回りに)磯村勇斗さん、柄本佑さん、白石隼也さん、森山未來さん、津田健次郎さん

 WOWOWの開局30周年記念プロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」がスタートすることになり、磯村勇斗さん、柄本佑さん、白石隼也さん、津田健次郎さん、森山未來さんがショートフィルムの監督に挑戦することが11月24日、分かった。5人が、制作費や制作日数など同条件で、25分以内のショートフィルムを製作。世界から約5000本のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のグランプリを目指す。

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 それぞれの監督が手掛ける主演キャストも発表された。磯村監督作「機械仕掛けの君」は泉澤祐希さん、柄本監督作「夜明け」は森山直太朗さん、白石監督作「そそがれ」は吉村界人さんと神野三鈴さん、津田監督作「GET SET GO」は竜星涼さんと大東駿介さん、森山監督作「in‐side‐out」は永山瑛太さんがそれぞれ主演を務める。

 各作品は、WOWOWプライムで2021年1月23日午後7時から一挙放送。WOWOWの動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」で、同13日から5作品同時で先行配信もされる。

 また、それぞれの監督のインタビューや撮影のメーキング、さらに各作品の見どころを紹介する特別番組「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」も同16日にWOWOWプライムで無料放送される。

 監督のコメントは以下の通り。

 ◇磯村勇斗さん

 監督のお話をいただいた時、正直悩みました。監督を一度やってみたいという気持ちは元々ありましたが、即答で「YES」と言えるような簡単な仕事ではない。それに俳優業もあるのに務まるのか、と自問しましたが、それでもやはりこんな機会はめったにないので挑戦させていただきました。準備から現場まで通し改めて感じたことは、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたいこと、わがままを具現化してくださり、愛を持って向き合ってくださいました。そして、お芝居では泉澤祐希君がこの作品に一本芯を通してくれ、子役含めキャストたちにも支えていただきました。作品作りは誰一人欠けることなく皆で作っていくものだと強く感じました。

 ◇柄本佑さん

 WOWOWから監督のお話をいただいたときは、若干悩みましたがやはり映画監督に憧れてこの世界に入りましたから残念ながら断ることができませんでした。すみません……。さていざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました。撮影時はとにかくシンプルに自分の欲望と向き合っていたように思います。スタッフ、キャストの皆様、大変お世話になりました。次は長編ですね。よろしくお願いします、っことで良いんですよね?

 ◇白石隼也さん

 映画作りは信じられないほど大変だけど、信じられないほど楽しいものです。果たして自分に監督をする資格があるのかとても不安でしたが、恐れず挑戦してみることにしました。俳優が撮る映画ならば、俳優たちに生き生きと演じてもらえる現場にしたいとまず思いました。自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした。主演の吉村界人さんと神野三鈴さんのラストシーンを撮り終えた直後、神野さんが不意に吉村さんを抱きしめるという一幕がありました。カットがかかった後も続く、二人の世界をいつまでも見ていたかったです。

 ◇津田健次郎さん

 以前より映画を撮りたいと思っていたのでとてもうれしかったです。しかも、贅沢(ぜいたく)な環境で映画を撮れる。最高だ……と。脚本執筆から撮影準備そして撮影本番、全てが大変でしたがとても楽しい時間でした。時間が無い中での撮影だったので、当初予定していたカメラワークやカット割りの変更が発生したのですが、スタッフの皆様の頑張りで何とか乗り越えることができました。時間に追われてシーンの変更にかじを切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お二人の言葉に救われました。情熱にあふれたキャストさん、スタッフさんと映画を作ることができて幸せです。皆様、本当にありがとうございました。

 ◇森山未來さん

 2年ほど前に「監督をやらないか」と誘われ、撮りたいとも自分が撮れるとも思っていなかったにもかかわらず、自分の好奇心が突っ走った。パイロット版を2作品作ってみたが、その企画自体がボツになり、作品は宙に浮いた。そのうちの1作品は幸運にも今年の「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」で取り上げていただいたが、もう一つは編集の時点で挫折していて完成もできていなかった。が、またまた幸運にも今回、WOWOWさんに声をかけていただき、こうしてリベンジをさせていただく運びと相なった。素晴らしいスタッフの皆さんと、そして芝居のみならず、独自の身体性と音楽性にひかれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!

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