関西ジャニーズJr.の人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さんが、舞台「ロミオとジュリエット」で初めて単独主演を務めることが1月7日、分かった。主人公のロミオを道枝さん、ヒロインのジュリエットを今作が初舞台となる女優の茅島みずきさんが演じる。道枝さんと茅島さんは昨年放送されたドラマ「メンズ校」(テレビ東京)でも共演しており、今回再び共演を果たすこととなった。森新太郎さんが演出を手掛け、2021年春に東京グローブ座(東京都新宿区)で上演される予定。
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「ロミオとジュリエット」は、英国の劇作家・シェークスピアによる恋愛悲劇。中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に、家柄や社会に翻弄(ほんろう)されながらも、一途な愛を貫こうとする若者、ロミオとジュリエットの姿を描く。
同劇場でシェークスピアの作品が上演されるのは2度目。前作は2019年に上演された「ハムレット」で、人気グループ「Sexy Zone」の菊池風磨さんが主演を務めた。
舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。このお話を聞いた時すごく驚きました。本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次につなげていきたいと思っています! 皆さん、楽しみにしていてください!
この度、ジュリエット役を務めさせていただきます、茅島みずきです。「ロミオとジュリエット」という歴史ある作品に参加することができ、とても光栄です。初舞台、そしてジュリエットという大役にうれしい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導いただき、しっかり役と向き合いたいと思います。ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、すてきな作品にできるように精いっぱい頑張りますので、よろしくお願い致します。
ご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。
しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織りなす、人と人とが惹(ひ)かれ合い、つながり合う物語。どうぞご期待ください。