斎藤工&中島健人:互いの印象は「他人な気がしない」「存在にほれぼれ」 “エンタメ目線”の親近感も WOWOWで“かけ算”の化学反応を

WOWOWの新CMキャラクターに就任した「Sexy Zone」の中島健人さん(左)と斎藤工さん=WOWOW提供
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WOWOWの新CMキャラクターに就任した「Sexy Zone」の中島健人さん(左)と斎藤工さん=WOWOW提供

 俳優の斎藤工さんと、人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さん。「以前から他人な気はしていなかった」「存在にほれぼれしているんです」と互いの印象を語る2人は、このほど、1月13日から「WOWOWオンデマンド」をスタートするWOWOWの新CMキャラクターとしてタッグを組むこととなった。斎藤さんは、中島さんとのキャラクター就任について「2人のこれまでがかけ算となって良い化学反応を起こせたら」と期待を寄せ、中島さんは「自分にできることは倍にしてパフォーマンスしたい」と意気込む。それぞれが持つ魅力や、2人がWOWOWで展開する番組、さらに1月16、17日の無料放送&スペシャル番組でのMC挑戦について聞いた。

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 ◇13歳差の2人が語る互いの“ほれポイント” 今後の距離感も気になる?

 現在、39歳の斎藤さんと26歳の中島さん。年代も活躍するフィールドも異なる2人だが、それぞれの印象はどうだったのか。斎藤さんは、中島さんについて「一方的にメディアを通して、“らしさ”を全うされているすがすがしい方というイメージを持っていました。あと、以前から他人な気がしていなくて(笑い)。ご本人やファンの方には申し訳ないですが、何か見過ごせない人というか。勝手ながらエンタメを見る目線にも非常に近いものを感じています」と、親近感を明かす。

 斎藤さんからの言葉を受けた中島さんは「うれしい! すっごくうれしいです!」と喜びながら、「僕は工さんの存在にほれぼれしているんです。もう魅力の塊じゃないですか。それに、実際にお話ししてみると、宇宙のような知識が広がっていて。ずっとその無重力にいたい、とにかくずっと隣でお話を聞いていたいと思うんです」と目を輝かせる。そんな中島さんの姿を見た斎藤さんは、「こうやってとりこにされるんですよ(笑い)。健人さんこそ宇宙のようです」と返し、互いに“熱視線”を向けていた。

 また、記者が「工さん」「健人さん」という呼び方について聞くと、中島さんは「さりげな~くです(笑い)。すみません!」と人懐っこさを見せ、斎藤さんは「僕も呼び名を探っているところで、本当は“ケンティー”と愛称で呼びたいですが、いろいろ順序もあるので(笑い)」と告白。思わず今後の2人の距離感が気になってしまうやり取りも見せていた。

 ◇MC挑戦で“委ね合い” “きれいに映る”ための準備も

 WOWOWでは1月16、17日の2日間にわたって「開局30周年無料2Days 本気でエンタメ愛スペシャル ~ここから始まるWOWOWライフ~」と題して無料放送&配信を実施。映画、ドラマ、音楽、スポーツといった各ジャンルのトーク番組やスペシャル番組などが展開され、スペシャルゲストとして17日にお笑いタレントの明石家さんまさん、16日にお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが出演する。今回、斎藤さんと中島さんは、滝川クリステルさんと共に2日間にわたってMCを務める。

 斎藤さんは「それぞれのジャンルに特化したゲストの方々がイニシアチブを取ってくださるので、僕らは一番の視聴者でいられたらなと。専門家と視聴者の橋渡しをする役割、という心持ちで2日間を過ごしたい」と意気込む。

 一方、中島さんは「たくさんの大物ゲストの方がいらっしゃるのですが、僕にはまだ、その器量がないので、器量を養って、広げていきたいですね。今回は工さんの隣にひよこのように立って、勉強させていただこうと思っています」と謙遜。すると、斎藤さんは「実は僕は真逆のことを考えていて。もう健人さんに委ねるというか……」と話し始めた。

 「バラエティーって、役者として普段使ってこなかった“筋肉”を使うんです。健人さんはもともとその“筋力”があるうえに、ご自身でさらに吸収し、自分のものにして……と鍛えている。健人さんと滝川さんという頼もしい2人がいらっしゃるので、僕は手ぶらの心で臨もうと思っています」と太鼓判。中島さんは「やばいですね(笑い)」と漏らしつつ、「せっかくのMCという立場なので、ちゃんとした中島健人で挑みたい。それに工さんの横に立てるので、きれいなお肌で映っていたいですよね。むくみも気になるので、油物をあまり食べないようにしようと思います(笑い)」と、ちゃめっ気たっぷりに語っていた。

 ◇“作り手”齊藤工 “学び手”中島健人 WOWOW番組で魅せる個性

 無料放送&配信番組の中では斎藤さん、中島さんが携わる番組もそれぞれ放送、配信される。1月16日午後4時半からは、ドキュメンタリー番組「次の窓をひらく~齊藤工×片岡礼子×クレイアニメ~」(WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド)が放送、配信。斎藤さんが“齊藤工”の名で企画とプロデュースを務め、今春にWOWOWオンデマンドで配信されるクレーアニメ「オイラはビル群」の制作過程を紹介する番組で、斎藤さんは「クレーアニメは1分を完成させるのに何日もかかり、地道な作業の積み重ねです。秦俊子監督率いるスペシャルな若き才能たちの献身的な物作りをお伝えし、原案者である片岡礼子さんが30年近く温めてきた作品への思いを一番良い形で送り出せたら」と、作り手としての意思を明かす。

 16日午後5時半からは、中島さんによる映画情報番組「中島健人の今、映画について知りたいコト。」(WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド)の第1回が放送、配信(初回無料放送)。2月以降は、毎月第1金曜午後10時に放送される。中島さんが映画監督やクリエーターへのインタビュー、映画制作現場の取材などを通じて「映画の今」について学ぶという内容だ。

 番組で会ってみたい人物を尋ねると、アニメ好きだという中島さんは「新海誠監督にぜひ会ってみたい」と声を弾ませ、「アニメーションが実像になるとき、実写化されるときは一体どういう気持ちなんだろうと、以前から気になっていて。アニメーションのエクストリームとして、どこまで考えが先にいっているのか知りたい」と興味津々。「それから僕も声優として参加させてほしいです(笑い)」と愛をあふれさせていた。

 ◇斎藤工×中島健人で起こす化学反応 「WOWOWを2人で網羅できたら」

 13日スタートのWOWOWオンデマンドは、BS視聴環境が整っていなくてもインターネット環境があればウェブ上で加入でき、テレビ画面だけでなくスマートフォンでもWOWOWのさまざまなサービスが利用できる。斎藤さんは「近年、僕らの日常には海外の動画配信サイトが浸透していますが、WOWOWには30年培ってきたものがある。WOWOWオンデマンドは『ここからすべてを新しく』という単なるリニューアルではなく、『歴史あるものには未来がある』という点を内包しているのが素晴らしいなと感じます」と、WOWOWが作り出す動画配信について語る。

 中島さんは「手元でWOWOWが楽しめるというのが一番のポイントかなと。今まではテレビのイメージが強かったと思いますが、今回は手元でスピーディーにWOWOWの世界に入ることができます」とサービスの魅力をアピール。加えて「あとはキャリア決済ができます! すごく簡単で便利です!」と話し、現場の笑いを誘っていた。

 そんなWOWOWの新CMキャラクター就任について、斎藤さんは「健人さんは何事においても、なぜ自分が呼ばれているかというニーズを意識されているし、求められていることに自分なりの味付けを加えられる方。どんどん発酵させて、築き上げていくところが素晴らしいと感じています」と、中島さんに信頼を寄せる。

 それを聞いた中島さんは「身に余る言葉です」と照れ笑い。「僕はいつか工さんと一緒にお仕事をするんだろうなと心のどこかで思っていましたが、WOWOWをPRできる立ち位置としてご一緒できるとは……。本当にうれしいです。自分にできることは倍にしてパフォーマンスしたいですし、しっかり後輩として学びながら、工さんについていくのみです」と尊敬のまなざしを向ける。

 最後に、斎藤さんは「健人さんは僕にないものをたくさん持っているので、良い化学反応が起きるんじゃないかという気がしています。自分が積み上げてきたものと健人さんの今までの時間がかけ算になって、WOWOWの持ち味を2人で網羅して行けたらと思っています」と、タッグを組むことへの期待を大いに膨らませていた。エンタメをさらに追求するべく手を取り合い、歩き出した斎藤さんと中島さん。2人が作り出す“かけ算の未来”が楽しみだ。

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