話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のテレビアニメ「呪術廻戦」です。東宝の松谷浩明プロデューサーに、作品の魅力などを語ってもらいました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
「呪術廻戦」は虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)という少年が、死を突きつけられ、何度不条理な現実に打ちのめされても、さまざまな仲間と共に、その歩みを止めず一歩一歩前に進んでいく「生きざま」の物語だと私は思っています。さらに、虎杖を始め、個性豊かなキャラクターたちのそれぞれの生きざまが描かれ、それが心を打つ作品の魅力だと思います。また、「王道」という要素をキーワードに、あらゆるジャンル、要素が混然一体となって成り立っている奇跡的なバランスというのも魅力です。……などと言うと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、とにかくキャラクター、アクションバトル、その他どんな切り口からでも入れる、間口の広いエンターテインメント作品だと思ってますので何か少しでもひっかかる要素があったら、気軽にご覧いただけたら幸いです!(笑い)
京都校をはじめとして、個性豊かなキャラクターが多く登場してきますが、そんな登場人物たちそれぞれの生きざまと関係性、さらに加速する毎話の激しいバトルアクションにご注目ください。また、新しくなったオープニング&エンディングも堪能いただけたらと思います。第1クールの驚異的な反応を受けて、アーティストの皆さんもアニメスタッフの皆さんも第1クールに負けない素晴らしいものを!と気合を入れて制作しています。オープニング&エンディングも飛ばさず、繰り返し見ていただけたらうれしいです。音楽で言えば、本編の劇伴=BGMも作品に寄り添ったすてきな楽曲ばかりなのでこちらも合わせてお楽しみください。
最注目のキャラクターはやはり東堂葵でしょうか。特番やPV第4弾でも、何やら展開の想像のつかないワードがちりばめられていましたが、対峙する虎杖と東堂、そして2人の関係性がどうなるか……。ぜひご注目ください。
第2クール、放送開始時点では解禁されていない声優の皆様がまだまだいらっしゃるのですが、ありがたいことにどのキャラクターも素晴らしい方々に演じていただいています。監督、音響監督始め音響スタッフ、キャストの皆さんも第1クールの反応を受けて、一層気合が入っており、私自身も、そのお芝居に熱くなり、時に笑い、時に涙しています(何回かホントに涙がこぼれそうになって、バレないように誤魔化していたのは内緒です)。
素晴らしい作品にしようとスタッフ一同、関係各社、誠心誠意取り組んでいましたが、ここまで、自分たちの想像を上回る反響、声援をいただいており、本当にありがたい限りです。ありがとうございます。第2クールで描かれる部分は、原作的にも面白さにさらにドライブがかかっていくところです。制作現場的にはカロリーも高い内容ではあるのですが、朴性厚監督をはじめ現場スタッフの皆さんも一層面白い、すごいものにしようと頑張ってくれています。ファンの皆さんの声が活力になると思いますので、引き続き!の方も、これから!の方も、応援よろしくお願いいたします!
製作プロデューサー:松谷浩明(東宝)
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