菅田将暉:同じ1993年生まれの有村架純、仲野太賀、神木隆之介と共演 コント始まりの“異例ドラマ”で主演

4月スタートの連続ドラマ「コントが始まる」に出演する(左から)仲野太賀さん、有村架純さん、菅田将暉さん、神木隆之介さん、古川琴音さん=日本テレビ提供
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4月スタートの連続ドラマ「コントが始まる」に出演する(左から)仲野太賀さん、有村架純さん、菅田将暉さん、神木隆之介さん、古川琴音さん=日本テレビ提供

 俳優の菅田将暉さんが、4月スタートの連続ドラマ「コントが始まる」(日本テレビ系、土曜午後10時)で主演を務めることが2月8日、明らかになった。菅田さんが連続ドラマの主演を務めるのは、2019年1月期に同局で放送された「3年A組-今から皆さんは、人質です-」以来、約2年ぶり。女優の有村架純さん、古川琴音さん、俳優の仲野太賀さん、神木隆之介さんも出演し、1993年生まれの菅田さん、有村さん、仲野さん、神木さんが顔をそろえる。

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 ドラマは、2019年に放送された連続ドラマ「俺の話は長い」(同局系)などを手掛けた金子茂樹さんが脚本を担当するオリジナル。“あの頃”に思い描いていた“大人の自分”とはまるでかけ離れた、大失敗な人生を歩む20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の幸せと巡りあう様を描く群像劇。

 毎話、劇中に登場する売れないお笑いトリオ「マクベス」のコントからスタートし、このコントの内容が残り53分間の物語の伏線としてつながっていくという異例の構成で制作される。

 菅田さん、仲野さん、神木さんは「マクベス」の高岩春斗、美濃輪潤平、朝吹瞬太をそれぞれ演じる。有村さんは、マクベスがネタ作りで使っているファミレスの店員・中浜里穂子、古川さんは里穂子の妹の中浜つむぎに扮(ふん)する。

 ◇菅田将暉さんのコメント

 ドラマ「コントが始まる」同世代の猛者たちが集結して挑むオリジナル作品。ずっと憧れていた青春群像劇。あの頃夢中になったドラマの脚本家。他にもいろいろ……(ニヤリ)。こんなにもそばにいてほしい人が集まってしまい、正直浮ついてます。責任を感じています。すみませんでした。ありがとうございます。頑張ります。でもそれ以上に楽しんでいきたいというのが本音です。

 たくさん笑いたい。嫌なことも大変なことも全部フリにして笑い合いたい。話し合いたい。目を見て心を通わせて、泣くなら思いっきり泣きたい。もう何をどうしたらいいのか分からないものだらけです。でもきっと「あの時こうしていたら~」の“あの時”が今です。先の見えない日々の中、この大失敗から始まる僕らの生き様が皆さまにほんの少しのゆとりをもたらす事を願っています。どうかよろしくお願いします。

 ◇有村架純さんのコメント

 生きていく中で、きっと大きな挫折や大きな失敗をして、今まで積み上げてきた物が瓦解(がかい)してしまう出来事もあるかもしれません。この作品は、人々の小さな希望の光になる、応援歌のような作品になればいいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

 ◇神木隆之介さんのコメント

 同世代の役者が集まって、群像劇をやる経験がこれまでほとんどありませんでしたし、いまだに制服を着る役とかもありますので、リアルな自分の年齢を演じられることが今回とても楽しみです。

 このドラマは、同世代の方からは「もっとぶっ飛ばせ!」と思ってもらえたり、僕たちより若い世代からは、「将来こういうふうになりたいな!」と思ってもらえるような、また上の世代からは「懐かしいな!」と思ってもらえるドラマになると思っています。「コントが始まる」というタイトルを聞いて、とてもワクワクしています。コントは、必ずオチがあって、起承転結があって、ストーリーがあります。コントは必ずしもフィクションというわけではなくて、現実世界でもコントと同じようなことはたくさん起きると思っています。僕の中の「何が」始まるのか、コントみたいな現実世界で何が始まるのか、楽しみにしています。

 ◇仲野太賀さんのコメント

 つらいことが多い時期ということもありますが、僕たちの20代後半の世代にとっては、今は人生を振り返る時期になっている気がしています。思い描いていた未来と今はどうなのかなと。こんなはずじゃなかったという人生かもしれませんが、つらかったり苦しかったりする人生を肯定してくれるようなドラマになればと思っています。息苦しい時代の中で希望になるような、そんなドラマになればと思っています。今後この5人がどういう化学反応を起こしていくのか、どんな掛け合いをするのか、僕もとても楽しみにしています。

 ◇古川琴音さんのコメント

 「始まっている」「始まった」ではなくて、「始まる」というタイトルです。希望あふれる感じがとてもワクワクしています。今まさに明るい未来に向けて一歩踏み出そうとしている人たちのドラマなんじゃないかなと思っています。すごくもがきながら人生を進めていく5人だと思うのですが、そんな5人を思いっきり笑い飛ばしながらドラマを見ていただけたら、きっと面白くなると思います。楽しみにしていてください。

 ◇福井雄太プロデューサーのコメント

 まず始めに、2年ぶりに再び菅田将暉氏と物語を作れるということ、心がたぎります。 また一緒になって作品を紡いでいけるということ、感謝と楽しみしかありません。 そして有村架純さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん、古川琴音さんというそうそうたる俳優陣。もう一度仕事をさせていただきたいと思った方、いつか仕事をしたいと思っていた方。あの日交わした言葉や、あの日願ったこと。その一つ一つがこのようなドラマを作る未来につながるなんてその時は思ってもいませんでしたが、数奇な巡り合わせで今この奇跡的なチームで物作りができることへ全てがつながった現実に胸が高鳴り続けています。

 この物語の登場人物もそう。その状況は正に大失敗の渦中にいる人々です。失敗が許されない世の中で、皆に指さされる日々に飛び込み、最悪だとうつむいてしまうかもしれない。でもそのうつむいた失敗こそが彼らの重要な「点」となり、やがてその点が壮大な「前振り」となって想像もしていなかった「未来」というオチにつながる。そんな彼らの生き様は今の時代の大いなる活力になると思います。

 その世界観を描くのが、脚本家の金子茂樹さん。企画段階からさまざまな話をしていますが間違いなく現代の創作界が誇る傑物であり、天才です。金子さんにしか描けない会話劇に笑っていたと思ったら、いつの間にか誰もが「分かる……」と感じながらグッときてしまう物語。

 さらに今回は冒頭のコントとドラマの構成が絡まるという離れ業。「これってどんな作品になるの?」と思っておられる方、一見の価値ありでございます。ぜひのぞいてみてください。うつむくことも多いかもしれない日々の中で、この物語の人々の生き様は今皆さんが一番見届けたいと感じる時代に寄り添うものとなっていくはずです。そしてそれを至高の俳優陣が名演で物語る。未来の若者、今の若者、そしてかつて若者だった皆様、全ての若者にささぐ群像物語です。

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