俳優の菅田将暉さんが主演を務める映画「キャラクター」(永井聡監督、6月公開)に、小栗旬さん、高畑充希さん、中村獅童さんが出演することが2月23日、明らかになった。小栗さんと菅田さんはドラマ「獣医ドリトル」(2010年)、「リッチマン、プアウーマン」(2012年)、映画「銀魂」シリーズ2作(2017、18年)に続く5度目の共演となる。
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高畑さんと菅田さんはNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)、ドラマ「問題のあるレストラン」(2015年)以来3度目の共演、獅童さんと菅田さんは映画「デスノート Light up the NEW world」(2016年)以来、2度目の共演となる。
映画は、「20世紀少年」「MASTERキートン」など人気マンガ家、浦沢直樹さんの作品を数多く手がけてきたストーリー共同制作者の長崎尚志さん、川村元気さん、村瀬健さんによるオリジナル作品。売れないマンガ家の山城圭吾(菅田さん)は、ある日、殺人現場に遭遇してしまう。しかし、目撃した犯人を“キャラクター”化して「34(さんじゅうし)」というマンガを描いたところ、異例の大ヒットを記録。そんな中、「34」を模した事件が次々と発生し、山城の前に犯人が現れる……というストーリー。殺人鬼役で、4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のFukaseさんが演技に初挑戦する。
小栗さんは、山城が描いたマンガと事件の関連性にいち早く気づき、その真相を探る刑事の清田俊介、獅童さんは、清田の上司の真壁孝太、高畑さんは、山城を陰で支える恋人の川瀬夏美を演じる。劇中でコンビを組む小栗さんと獅童さんは、15年ぶりの共演。獅童さんは小栗さんについて「とても懐かしく、一緒にいて心地よく安心できる存在」と語っている。
同時に、本編映像を使用した特報も解禁された。菅田さん演じるマンガ家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄(ほんろう)されていく姿などが収められている。
◇小栗旬さんのコメント
じっくりと映画に入るのは久々だったので、「やっぱり現場はいいな」と思いながら撮影を楽しみました。事前に監督から “渋くてカッコいい小栗さんが欲しい”とリクエストをされ、あえていつもより声のトーンも落とし、恥ずかしいくらいカッコつけたイメージで清田を演じています。ぶっきらぼうではありますが、もともと持ち合わせている優しさや刑事としての優秀さがうまく伝わってくれればうれしいです。
菅田さんは共演するたびに俳優として成長していて、その成長に触れられることは幸せなことだと思います。そしてFukaseさんとはご一緒するのは初めてなのですが、作品のキーとなる両角のキャラクターに彼の持つ独特の存在感がぴったりとはまっているなと感じました。また、約15年ぶりに共演した獅童さん。真壁と清田のコンビネーションにもご注目いただければなと思います。
◇高畑充希さんのコメント
初めての永井組。そして紅一点。
ソワソワしながら現場に入りましたが、温かく迎えていただけて、とてもホッとしたことを覚えています。菅田くんとは久々のうれしい再会でしたが、かつての鋭さを残しながらも柔らかく、頼もしいたたずまいの座長で、私は助けてもらいっぱなしでした。そして初映画とは思えない存在感の、チャーミングなFukaseさん、大先輩の小栗さんや獅童さんに囲まれて、「目指せ良い奥さん」をモットーに夏美さんとして過ごした、大変豊かな時間でした。
真綿で首を絞められ続けるようなザワザワをエンターテインメントに昇華した、最近の邦画では珍しい作品になりそうな気がしています。個人的には、体験したことがないほどの血糊に、少し興奮しました。完成がとっても楽しみです。
ナチュラルかつ全体のバランスに溶け込むよう自分の立ち位置を考えながら演じました。
また亡き義父が警察官だったこともあり、どこか意識をしたかもしれません。
小栗さんとは、15年ぶりの共演なのですが、とても懐かしく、一緒にいて心地よく安心できる存在です。
菅田さん、高畑さんもとても注目していた役者さんなので、この作品に出演させていただく決め手にもなりました。
菅田さんは、撮影中に何度か小栗さんと自宅に遊びにきてくれて、趣味も似ているということもありいろいろな話をしました。
私の舞台も観に来てくれ、初めての歌舞伎にもかかわらず、笑ったり泣いたりと素晴らしい感受性で楽しんでくれ大変うれしかったです。
普段ミュージシャンのFukaseさんも役者としてどのように表現するか楽しみにしていました。
個性豊かな役者たちの化学反応を、見逃さないでください!
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