さよなら私のクラマー:周防すみれの描き下ろしビジュアル公開 黒沢ともよが“絶妙”な魅力語る

「さよなら私のクラマー」の周防すみれのビジュアル(左)と声優を務める黒沢ともよさん(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会
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「さよなら私のクラマー」の周防すみれのビジュアル(左)と声優を務める黒沢ともよさん(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

 テレビアニメ化もされた「四月は君の嘘」で知られる新川直司さんの女子サッカーをテーマにしたマンガが原作のテレビアニメ「さよなら私のクラマー」に登場する蕨青南高校女子サッカー部1年生の周防すみれの描き下ろしビジュアルが3月7日、公開された。周防の持ち味であるスピードを生かして、ピッチを駆ける姿が描かれている。

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 周防を演じる声優の黒沢ともよさんは、周防の魅力を「文字だけ、マンガとして、アニメになって、声がついて……。レイヤーが重ねれば重ねるほど複雑になる。ならざるを得ない、そんな絶妙なところが彼女の魅力になるといいなと思っています。言葉数は少ないけれど、彼女の中ではたくさんの言葉にならないものがしっかり生き続けているような気がして、それが魅力だと思います」と話している。

 同作の魅力について「サッカーを知らなくても、スポーツに興味がなくても、サッカーもスポーツも大好きでも、ちゃんとその奥の物語を楽しんでもらえる作品であるなぁと思います。録音部としては、こんなに女の子ばかりなのに、こんなに堂々としたキャラクターばかりだというのは、とても渋くて、私は好きでしたし携われて光栄でしたので、そこも楽しんでいただけたらいいなと思います」とコメント。

 放送に向けて「爽やかな色彩や軽やかな音楽が『大きな花は咲かないかもしれないけど、毎日が真っすぐに楽しい』彼女たちの日常を運んでくれるような作品になると思います。生活の中にそっとなじむ、明日も頑張るエネルギーになりますようにと願っています。楽しんでもらえたら、うれしいです」とメッセージを寄せた。

 アニメは、新川さんの「さよならフットボール」「さよなら私のクラマー」が原作。「さよならフットボール」は、マンガ誌「マガジン・イーノ」(講談社)で連載され、14歳の恩田希が、男子に交じりサッカーに奮闘する姿が描かれた。「さよなら私のクラマー」は、2016年5月~2020年12月に「月刊少年マガジン」(同)で連載された。高校を舞台に女子サッカーに青春をかける少女たちの物語が描かれた。

 テレビアニメは、蕨青南高校女子サッカー部に入部した恩田希のストーリーが描かれる。4月4日からTOKYO MXほかで放送される。劇場版アニメ「映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ」も公開予定。

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