人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)の舞台あいさつが3月28日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、碇シンジ役の緒方恵美さんら14人の声優陣が登壇した。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編となり、緒方さんは、庵野監督への思いを「“送り出す”というのが今作でのシンジの作業だったので、『庵野さん、おめでとう』って言って送り出した気持ちが強いです」と語った。
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「テレビシリーズの最後ではシンジが中心になり、みんなから『おめでとう』って言われて『ありがとう』と返したのですが、今回はそうではなく、シンジから庵野さんを含めて離れていくみんなに『おめでとう』と送り出しました。今は庵野さん『お疲れ様でした』という言葉でいっぱいです」と語った。
舞台あいさつには緒方さんのほか、林原めぐみさん、宮村優子さん、三石琴乃さん、山口由里子さん、石田彰さん、立木文彦さん、岩永哲哉さん、岩男潤子さん、長沢美樹さん、優希比呂さん、伊瀬茉莉也さん、勝杏里さん、山寺宏一さんといった豪華声優陣が集結した。「エヴァンゲリオン」シリーズの舞台あいさつが開催されたのは、1997年以来、約24年ぶりとなった。
「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。1995~96年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、その後、劇場版が公開された。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、3月8日に466館で公開され、公開から7日間で興行収入が33億円、観客動員数が219万人を突破するなど大ヒットしている。
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