スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに焦点を当てた展覧会「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった」が、松屋銀座(東京都中央区)で4月15日にスタートした。鈴木プロデューサーが雑誌「アニメージュ」(徳間書店)で編集者として活躍していた1970年代末~1980年代の道のりを紹介する展覧会で、劇場版アニメ「風の谷のナウシカ」のセル画が初公開されたほか、富野由悠季監督の「機動戦士ガンダム」、押井守監督の「天使のたまご」など約200点の名作の資料が展示される。
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鈴木プロデューサーが編集した1978~1989年の約12年間の「アニメージュ」の誌面などが展示され、「機動戦士ガンダム」を軸とした爆発的なアニメブームから、「風の谷のナウシカ」の成功やスタジオジブリ誕生、「天空の城ラピュタ」までを振り返る。
「機動戦士ガンダム」のコーナーでは、当時の富野監督のインタビュー記事や、アニメのレイアウト、劇場版ポスターなどを展示。初期のガンプラで名シーンを再現したジオラマも展示する。
「風の谷のナウシカ」のコーナーでは、初公開となるセル画のほか、造形師の竹谷隆之さんが監修した風使いの腐海装束が展示される。宮崎監督の連載当時のマンガ原稿やアニメの設定画、制作発表の際の資料、ナウシカの蟲笛、武器なども並ぶ。
鈴木プロデューサーが「高畑勲監督、宮崎監督に続く才能」と注目したという押井監督のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)「天使のたまご」の展示では、キャラクターデザイン、美術設定を担当した天野喜孝さんによるイメージボードが登場。「アニメージュ」の付録、表紙ギャラリー、電車の中づり広告なども展示された。
松屋銀座(東京都中央区)の8階イベントスクエアで5月5日まで開催。宮城県石巻市なども巡回する。展覧会の開催を記念して、 松屋銀座の8階レストランシティ内のMGカフェで、風の谷のモンブラン(1210円)、飛行石のブルーレモネード(880円)などのコラボメニューを提供する。
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