わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
女優の清原果耶さん主演の2021年前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」が5月17日から放送される。「海の町」宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」同県の登米(とめ)で青春を送るヒロインの永浦百音(ももね、清原さん)が、気象予報という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けていく、希望の物語となる。スタートまで残り1カ月。これまで「気仙沼の家族」「百音が登米で出会う人々」「百音の同級生たち」「百音が東京で出会う人びと」として発表されてきた出演者の中から、注目の若手キャストをピックアップし、紹介する。
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「気仙沼の家族」編として発表されたキャストは全部で5人。百音の父・永浦耕治役の内野聖陽さん、母・亜哉子役の鈴木京香さん、妹・未知役の蒔田彩珠さん、祖父・龍己役の藤竜也さん、祖母・雅代役の竹下景子さんという顔ぶれ。竹下さんはドラマの語りも担当する。
注目すべきは、未知役の蒔田さん。朝ドラヒロインの妹といえば、おととしの「なつぞら」で清原さんも経験していて、それ以前にも土屋太鳳さん、杉咲花さんといった後に朝ドラヒロインとなる若手女優が担ってきた重要なポジション。また昨年の「エール」で森七菜さんが務めて、知名度を大きく飛躍させたことも記憶に新しい。
現在、18歳の蒔田さんは、数々の是枝裕和監督作品に起用され、2018年公開の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で映画初主演を果たした若手実力派の一人。昨年公開された「朝が来る」の演技で、「第44回日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第94回キネマ旬報ベスト・テン」助演女優賞などに輝いた。
清原さんとは2018年のNHK連続ドラマ「透明なゆりかご」で共演。第2回「母性ってなに」では、清原さんと蒔田さんは一つの「命」をめぐり、対象的な役どころを担うと共に、当時16歳の清原さん、15歳の蒔田さんの胸がヒリヒリするような感情のぶつけ合いにも視聴者の熱い視線が注がれた。そんな清原さんと蒔田さんが今度は姉妹役で再共演を果たすのは、「おかえりモネ」の楽しみの一つになるであろう。
「百音が登米で出会う人々」編では、百音を気象予報の世界に導く、人気キャスターの朝岡覚を演じる西島秀俊さんをはじめ、夏木マリさん、坂口健太郎さん、浜野謙太さん、でんでんさんの出演が発表された。
続いて「百音の同級生たち」編として出演が明らかになったのが、才能あふれる若き漁師・及川亮役の永瀬廉さんのほか、恒松祐里さん、前田航基さん、高田彪我さんと、亮の父・及川新次役の浅野忠信さんの5人。永瀬さん、高田さん、浅野さんは今回が初の朝ドラとなる。
若くして経験豊富な恒松さん、前田さんあたりも気になるところだが、この中で一人ピックアップするなら、やはり人気グループ「King & Prince」のメンバーとしても活躍する永瀬さんは外せない。蒔田さんと同じく、「第44回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞し、3月19日に開催された授賞式でも話題となった永瀬さんが、初の朝ドラでどんな演技を見せてくれるか、ファンならずとも気になるところ。
演じる及川亮は、高校卒業後、すぐに漁師見習いとして漁船に乗り始める。運動神経抜群かつ気配りのできる性格のため、とにかくモテるのだが、本人は意に介せず、ひょうひょうと振る舞っている。百音とは幼少時から不思議とウマが合い、気心が知れた仲。実は人知れず、父親との関係に悩んでいる……という役どころ。日に焼け、“海の男”としての精悍(せいかん)さを増した永瀬さんのビジュアルにも注目したい。
3月29日に発表された「百音が東京で出会う人びと」編では、今田美桜さん、清水尋也さん、森田望智さん、玉置玲央さん、マイコさん、菅原小春さん、高岡早紀さん、井上順さんが新たな出演者としてラインアップされた。そのうち今田さん、清水さん、森田さん、菅原さん、高岡さんが初の朝ドラで、特に今田さんは役どころを含めて、期待を寄せられている。
今田さんが演じるのは、若手気象予報士の神野マリアンナ莉子。百音を気象予報の世界へと導く朝岡(西島さん)がキャスターを務める報道番組で、中継コーナーを担当する女性だ。華やかな風貌で、仕事中は常ににこやかだが、ゆくゆくは報道キャスターになりたいという野望を秘めている。百音とは正反対のタイプだが、やがて百音とコンビを組むことになるという。
今田さんは「莉子は、ハッキリしていて、器用なようで、不器用なような、かなり素直で正直な子だなと思います。莉子の頑張りに私も元気をもらいます。そんな可愛く、愛嬌(あいきょう)たっぷりの気象予報士、莉子がスタッフ、キャストの皆様と一緒に成長できたらと思ってます!」とコメント。役どころに加えて、見た目やイメージも正反対と言える清原さんと今田さんが、劇中でどんな化学反応を見せてくれるのか、非常に楽しみだ。
「おかえりモネ」は第104作の朝ドラで、「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」(フジテレビ系、2017年)や「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)と話題作を次々と手掛ける脚本家の安達奈緒子さんによるオリジナル作品。
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