二宮和也さんが、2022年公開の映画「TANG タング」で主演を務めることが6月11日、分かった。昨年末の「嵐」の活動休止後、初の主演映画となる。ゲーム好きで知られる二宮さんだが、本作ではゲームざんまいで妻に捨てられた、ダメ男・春日井健を演じる。
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映画は、ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、日本国内ではシリーズ累計発行部数21万部を超える、デボラ・インストールさんのイギリス小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(小学館文庫)が原作。日本版にアレンジを加えて実写化する。わけあって無職で人生に迷子中の健はある日、記憶をなくして“タング”と名乗る不良品ロボットと出会う……という展開。二宮さんは、不良品ロボットと異色のコンビを組む。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「フォルトゥナの瞳」などの三木孝浩監督がメガホンをとり、連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」「恋はつづくよどこまでも」の金子ありささんが脚本を担当。「STAND BY ME ドラえもん」「DESTINY 鎌倉ものがたり」などの白組がVFXを制作する。
二宮さんは「タングというロボットを通じて、ダメ人間が社会と向き合う。一見、特殊な形に見えますが、普遍的な友情物語だと思っています。引き続き、世の中が大変な状況下ではありますが、無事に撮影が終わり、ホッとしています。個人的には監督の演出に応えられるように必死についていった印象的な作品となりました。公開を楽しみに待っていただけたらうれしいです」とコメント。
親日家であるインストールさんは、日本での実写化に「特に楽しみなのは、『硫黄島からの手紙』で西郷を演じた二宮和也さんが健を演じるということです。繊細さとユーモアを持った彼は、まさに健を演じるのにぴったりな方だと思います。長年日本映画を見てきたファンの1人として、タングの物語がスクリーンで見られる喜びを、日本の映画ファンと共有できることを非常に楽しみにしています」と期待を寄せている。
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