伊野尾慧:“天然ちゃん”の後輩・神宮寺勇太が「可愛くてしょうがない」 ドラマで初共演 現場では互いに「申し訳ない」?

連続ドラマ「准教授・高槻彰良の推察」に出演する「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧さん(右)と「King & Prince」の神宮寺勇太さん=東海テレビ提供
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連続ドラマ「准教授・高槻彰良の推察」に出演する「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧さん(右)と「King & Prince」の神宮寺勇太さん=東海テレビ提供

 人気グループ「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧さんが連続ドラマ単独初主演を務める、8月7日スタートの「東海テレビ×WOWOW共同製作ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)。伊野尾さん演じる“異能”を持った民俗学の准教授・高槻彰良と、「King & Prince」の神宮寺勇太さん演じる“孤独”を抱えた青年・深町尚哉が織りなすヒューマンミステリーだ。これまで歌番組などでは共演経験がある2人だが、本格的にタッグを組むのは今回が初めて。「可愛くてしょうがない」「頭の良さを盗みたい」と語る互いの印象や、共演を通して見えてきた意外な一面、「申し訳ないと思った」という撮影でのエピソードを聞いた。

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 ◇伊野尾の「頭の良さ盗みたい」 “天然ちゃん”神宮寺が「可愛くてしょうがない」

 伊野尾さんは今作が連ドラ単独初主演。「神宮寺くんもいるし、あまり大きくは捉えていませんが、非常にありがたい。責任感も芽生えて、良い作品にできるように頑張りたい」と思いを語る。

 神宮寺さんは2018年の「部活、好きじゃなきゃダメですか?」(日本テレビ)以来、約3年ぶりの連ドラとなる。「映像のお芝居が久しぶりで、いろんなことを忘れているんじゃないかと不安でした」と話しながらも、「お芝居の勉強をたくさんしたいと思っていたので、お話を聞いたときは飛び上がりました! ありがとうございます!」と喜んだ。

 ドラマでの共演は初となる2人だが、互いにどんな印象を抱いているのだろうか。伊野尾さんは「King & Princeの平野紫耀くん、岸優太くん、高橋海人くんは、僕がMCを務めていた番組にゲストで来てくれたことがあって、みんな“天然ちゃん”のイメージ。神宮寺くんはどんな子なんだろうと会うのが楽しみでした」と話す。

 撮影で一緒に過ごす時間が増えた現在は「可愛くてしょうがない」といい、当の神宮寺さんも「ええ〜うれしい!」と思わず笑顔。伊野尾さんは「テレビで見ていると真面目でしっかりしたイメージが強かったけど、あるとき現場で『17時って5時ですよね!?』って言っていて(笑い)。神宮寺くんも危ういなと思いました」と、“天然ちゃん”な一面も明かした。

 一方、神宮寺さんは「 Jr.のころにHey! Say! JUMPさんのバックにつかせていただいたことがあるんですけど、僕もまだ小さかったし、メンバーの皆さんとお話しする機会はなくて。すごく勝手に人見知りなのかなと思っていました」と告白。しかし、「伊野尾くんがめちゃくちゃ優しく話しかけてきてくれて助けられました」と安心感を覚えたようだ。

 「それから、言葉の選び方が美しい。僕の頭の中で伊野尾くんの言葉がキラキラして見えます。僕も少しでも頭が良くなるように、この期間を通して伊野尾くんから盗もうかなって考えています」と憧れのまなざしも。伊野尾さんは「僕の何気ない言葉も、神宮寺くんは『頭良いですね!』って褒めてくれるんです。気分が良くて、ずっと続けばいいのにって思っています(笑い)」とうれしがっていた。

 ◇「ストイック」「現場を明るくしてくれる」 撮影現場での2人は…

 取材を行ったのはクランクインから3週間ほどたったころ。撮影の様子を聞いてみると、神宮寺さんは伊野尾さんに対して「申し訳ないと思うことがある」と言う。

 「僕は役柄的にセリフが多くはないんですけど、伊野尾くんはとても長いセリフがあるんです。しかもセリフを言いながら、黒板に文字を書くシーンもあって。僕だったら絶対できないって思うくらいすごい」と裏話を披露。「その間に僕がリアクションを取っていくんですが、伊野尾くんが長いセリフをキメたあとに失敗できない」と話しつつ、「だから“厳重に”台本を読んで現場に向かってます」と独特な表現で伊野尾さんを笑わせた。

 伊野尾さんは「逆に僕は、神宮寺くんがマイクも付けないまま、ずっと立ちっぱなしでセリフを聞いているだけなのが申し訳ない」と明かし、「自分だったら朝から晩までセリフを聞き続けるなんて、つらくてしょうがない(笑い)!」と冗談交じりにコメント。「僕が自分のセリフに追われたり、役のことでいっぱいになっていても、神宮寺くんが周りの方とコミュニケーションを取って、現場を明るくしてくれるので助かっています」と“後輩力”も絶賛した。

 そんな神宮寺さんは、伊野尾さんについて「すごくストイックな方で……」と現場での印象的な姿を語る。「段取りが終わった後、セッティングの関係でテストまで少し時間があるんですけど、そのときも伊野尾くんはずっと現場で黒板に文字を書きながらセリフを言う練習をされていて。こういうところを大きな背中から学んでいこうと思いました」と明かした。

 伊野尾さんは「いや、余裕がないだけだよ(笑い)」と話し、「初めてだよ、こんなこと言われたの! もっと大きな声で言って(笑い)!」と仲良しぶりをのぞかせていた。

 ◇ミステリーなのにラブコメ!? 伊野尾&神宮寺の“推しポイント”

 ドラマは、澤村御影さんの「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫)が原作。完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰良と、過去に怪異を経験したことでうそが分かる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディーが、「コックリさん」「神隠し」といった怪異にまつわる事件の謎に挑む。

 神宮寺さんは、「ミステリーあり、怪異ありですが、ちょいちょいラブコメかな?って思うシーンもあります(笑い)」とアピール。「高槻先生は紳士ながらも、親しい人には人懐っこいギャップがあって可愛いんです。時々、ワンちゃんみたいなつぶらな瞳になるから、何だかトイプードルみたいに見えてきて……。そのシーンを楽しみにしています」とメロメロだ。

 「高槻先生と尚哉は凸凹なんですけど、それが逆に面白い。伊野尾くんと僕という組み合わせも普段見られないと思うので、作品として楽しんでいただきつつ、今回初共演の僕らがどう演じているのか、細かいところまでいろんな目線で楽しんでもらえたらと思います」と注目ポイントを語り、「ドラマを見て楽しく明日を迎えてください!」と呼びかけた。

 伊野尾さんは、「高槻が怪異に対していろいろな解釈を提示してくれる。まだまだ大変な毎日が続いていますが、自分が今置かれている状況も、ドラマを通して『こういう解釈にしたら少しは気持ちが楽になるかも』と感じてもらえたらうれしいです」とメッセージを届け、「明日から頑張ろうと思えるドラマになれば」と期待を込めた。

 ※高橋海人さんの「高」は「はしごだか」。

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