中条あやみ:「何でもできる気がする!」 「TOKYO MER」比奈の“成長”から影響 誰かのために頑張る“強さ”「見てほしい」

連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で弦巻比奈を演じる中条あやみさん(C)TBS
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連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で弦巻比奈を演じる中条あやみさん(C)TBS

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「TOKYO MER(トウキョウ エムイーアール)~走る緊急救命室~」で、研修医の弦巻比奈を演じている中条あやみさん。研修医ということでまだまだ“伸びしろ”がある比奈だが、一歩一歩成長していく姿から影響を受けたという中条さんは、「この作品を乗り越えられたら、何でもできる気がします!」と力強く語る。劇中の比奈の姿から、「誰かのために頑張る“強さ”を見てほしい」と呼びかける中条さんに話を聞いた。

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 ◇“前向きな気持ちでいる自分”を発見? “リアルな研修医”追求で苦労も

 中条さん演じる比奈は当初、医師としての自分に自信を持てず、壁にぶつかってしまうこともあった。だが、第2話(7月11日放送)では、一人でトリアージを行うなど、少しずつステップアップしていく姿も描かれ、SNSでは「研修医だけど頑張っていてすごい!」「比奈先生物語だ」と話題になった。

 そんな比奈を演じるにあたり、「比奈と一緒で、最初は『みんなについていけるのかな』『私がこの作品にいて良いのかな』といったいろいろな不安がありました」と明かす中条さん。

 ただ、比奈の成長を見て心境に変化があったようで、「第2話で比奈が壁を乗り越えたことで、比奈も成長しましたし、私自身も『怖い』『不安だな』という気持ちよりも、『もっと医療のことを学びたい』『もっとみんなの役に立ちたい』という気持ちになって。比奈と一緒に成長しているというか、前向きな気持ちでいる自分がいるなと思いました」と語った。

 これまでにも医師や看護師の役を演じてきた中条さんだが、「ここまで本格的な医療モノは初めて」だという。「『TOKYO MER』の台本は本当に展開が速くて、すごくテンポが良くて、その分きっと撮影が大変なんだろうなと思っていたら、本当に大変で……」と苦労をにじませる。「1、2話の撮影に何カ月もかかったりとかしました。本当に1本の映画を撮るのと同じスケールで撮っていたので、完成した映像を見たときは『映画じゃん!』と思って。これはもう、誰もが面白いと言ってくれるだろうなという確信がありました」と話した。

 “リアルな研修医”を演じることでも“苦労”を重ねた。「やっぱり医療従事者の方が見ていても、リアルなものができたら良いなと思っていたので。研修医ってどういうものなのかとか、どれくらいの“テンパり度”なのかを、医療監修の先生にたくさんうかがいました。『研修医の方はみんな最初は何もできない状態だから、比奈はそれ(まだ何もできない医者)で大丈夫だよ』とアドバイスをいただいたりとかして。リアルな研修医を演じられたらいいなという思いで先生に確認しましたね」と振り返る。

 ◇視聴者の声で実感「みんな頑張ってるんだ」 鈴木亮平から“刺激”も 

 比奈の懸命な姿を見た視聴者から、さまざまな声が届いているという。「研修医の役なので、比奈に共感される方の声がすごくたくさん届いていて。ツイッターで比奈に対する感想とかがあったら、気になるので見たりしています」と話す中条さん。「『私も研修医を目指しているけど、すごく大変だった』『壁にぶち当たることはたくさんあるけど、比奈を見ていて、私も頑張ろうと思えました』という声がたくさんありました」と明かし、「みんな同じことを思っているんだ、みんな頑張っているんだということを知れたのはすごくうれしかったです」と語った。

 続けて「私自身もインスタグラムにコメントを書かせていただきました。コメントを上げることで、元気になる人だったりとか、ドラマを見て元気になる人がたくさんいると良いなと思って、第2話の放送日に上げさせてもらいました」と話した。

 視聴者だけでなく、主演の鈴木さんの“声”にも勇気づけられたという中条さん。「第2話とかもとても不安だったのですが、亮平さんは『すごい良かったよ』『すごいたくさんの人が応援してくれると思う』といったことをおっしゃってくださって……」としみじみ振り返る。

 一方、鈴木さんから“刺激”をもらうこともあったそうで、「この前、『この単語ってどういう意味だと思う?』と現場で聞かれて、うまく答えられなかったんです。そのときにハッと、『こういうことも答えられるようにならないといけないな』と思って。それからは、何を聞かれても答えられるように、緊張感を持って現場に入っています」と語った。

 ちなみに中条さんと鈴木さんの共演は、中条さんの女優デビュー作「黒の女教師」(TBS系、2012年)以来、9年ぶり。「9年前は、ほとんど記憶がないくらい前ですね。鈴木さんは今の現場では、『どんどん成長してるんじゃない』みたいなことを言ってくださっているので、9年前よりは成長していたいなと思います(笑い)」と声を弾ませた。

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