SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の真島ヒロさんのマンガが原作のテレビアニメ「EDENS ZERO(エデンズゼロ)」(日本テレビ系)。同じく真島さんのマンガが原作のアニメ「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」の監督の石平信司さんが総監督、「FAIRY TAIL」に演出などとして参加した鈴木勇士さんが監督を務める。“真島作品”を熟知している石平総監督、鈴木監督にその魅力、「EDENS ZERO」の制作の裏側を聞いた。
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石平総監督 実は私のスケジュールが埋まっていて、オファーがあった時、1カ月くらい悩んだんです。やりたいのですが、スケジュールの問題もあり、監督は別の方だといけるかな?と思い。「監督候補はいませんか?」と話があり、鈴木監督にお願いしました。
鈴木監督 深夜1時くらいに石平さんから電話がありました。石平さんからの電話はめったにないので、重大な内容なのだろう……と電話に出たら、監督というお話でびっくりしました。「このチャンスは逃してはいけない!」という思いもあり、「お願いします!」と返答しました。
石平総監督 鈴木さんは「FAIRY TAIL」の第2期から入っていただき、その後も「ヘボット!」でも右腕的な活躍をしていただきました。そろそろ監督をやってほしかった。
鈴木監督 ありがたいです。「FAIRY TAIL」は最初、作画として参加していて、その後、演出を志願して担当させていただきました。
石平総監督 10年続いた「FAIRY TAIL」と同じようにしたくないとも思っていました。鈴木さんの感じだとハマるかな?と。口で説明するのは難しいのですが、鈴木さんの演出は、カメラワークが自分とは違って、動きが大きいんです。作品に合うと感じていました。「FAIRY TAIL」は、ナツは足に体重をかけて、砲台のように火を放つ。「EDENS ZERO」のシキは、重力を駆使してあっちこっちを飛び回ります。そこを見てみたかったところはあります。
鈴木監督 第1話は石平さんがコンテを担当されていて、そこに手がかりをちりばめていただいています。だから、できているところがあります。
石平総監督 ただ、第5話なんかは僕のフィルムの質感ではないですよね。
鈴木監督 第5話は、私がやらせていただきました。演出の桜美かつしさんの力が大きいです。皆さんに助けられています。
石平総監督 シキのアクションに関してありましたね。
鈴木監督 重力のアクション、落下していく動きが作画では難しいので。エーテルラインに光の粒が入っているというのも先生から意見をいただきました。
石平総監督 エーテルギアは、魔法じゃないということですね。
石平総監督 王道ではあるわけだけど、いろいろなキャラクターがいて、それぞれに必ず欠点がある。そこのバランスがいいんですよね。シリアス、バトルの合間にうまく笑いが入る。「RAVE」の時からそうなんですよね。「EDENS ZERO」では「FAIRY TAIL」ではやってなかったことも挑戦しているようにも感じています。例えば、悪役の扱い。悪役は悪役であるというスタイルがはっきりしています。作品ごとに魅力があって、やっぱりすごいですよね。先も読めない。こうなるんだろうと思ったら、違ったり。
鈴木監督 週刊連載をずっと続けているパワフルさもすごいですよね。
石平総監督 毎回、引きがある。そこもすごいです。影響を受けています。
鈴木監督 裏で計算されていることがたくさんある。計算がありながら、アドリブで進んでいく。
石平総監督 「EDENS ZERO」は、さらにパワーアップしています。
鈴木監督 読み込んでいくと気付くこともたくさんあります。テレビアニメでそこをより伝わりやすくしたいですね。
石平総監督 「FAIRY TAIL」は、アニメのオリジナルもやっていたけど、「EDENS ZERO」は、あまりやらないようにしています。原作の完成度がより高いんですよ。最後まで読まないと分からないところもありますし。
鈴木監督 テレビアニメの限界を意識しています。
石平総監督 ギリギリのシーンでどこまで隠すのか?と。そのままやったところもあるけど。
鈴木監督 魅力は、お色気だけじゃないですよ(笑い)。
石平総監督 中身もね。レベッカは、ルーシィーとまた違うところが魅力になっている。
鈴木監督 大きな運命も背負っています。
石平総監督 シキ、レベッカ、ハッピーから始まった物語ですが、仲間が増え、さらににぎやかになっていきます。にぎやかの種類、テンポ感も変わり、どんどん面白くなります。
鈴木監督 ご期待ください!
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