放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
連続ドラマ「彼女はキレイだった」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)で人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さんと共に、ダブル主演を務める女優の小芝風花さん。小芝さん演じる佐藤愛と、中島さん扮(ふん)する長谷部宗介のラブストーリーが9月14日に最終回を迎える。今回、本格的なラブストーリーで初ヒロインを演じ、「中島さんに引っ張っていただけました」と感謝する小芝さんに、中島さんとの共演シーンや、反響を呼んだ変身シーンの裏側などを聞いた。
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本作は、韓国の同名ヒットドラマが原作。さえない太っちょ少年からイケメン毒舌エリート男子になった長谷部宗介、優等生の美少女から無職の“残念女子”になった佐藤愛という、真逆の成長を遂げた2人の初恋すれ違いラブストーリー。
本格的なラブストーリーでは初ヒロインとなった小芝さん。元々思い描いていたヒロイン像は「イメージは可愛くて、見ているだけでキュンキュンするのがヒロイン像だったんです」といい、「私がこれまでの作品で、ズタボロから始まる役が多かったので、可愛いを求められることがなかったんです(笑い)」と冗談交じりに語る。
本作で演じる愛は、幼少期は美少女で秀才だったが、大人になると無職の“残念女子”というキャラクターだ。小芝さんは、役柄について「愛ちゃんでよかった」と思ったといい、「(現在も)美少女という設定がついていたら、プレッシャーで演じにくかったと思うんですが、親しみやすい役だったのでよかったです」という。
ラブストーリーならではの「キュンキュンってどうすればいいんだろう」と悩んだこともあったが、「撮影が始まると、そんなに深く考えなくても、自然と役に寄り添うことができました。役に寄り添って自然に反応したら、それが見てくださる方にすてきと思ってもらえるような表情になるんだな、あまり意識しなくてよかったんだなと、撮影してみて思いました」と振り返る。
愛のお相手となる長谷部宗介を演じるのは、アイドルとしても世の女性をキュンキュンさせている中島さんだ。胸キュンシーンなどで、中島さんからアドバイスを受けた点があったか聞くと、「私はこういう役柄ですし、イケメンエリートからキュンとさせてもらって、世の女性は私が演じる愛に感情移入するんだと思います。だから『(キュンキュンさせるのは)中島さんのお仕事だから、お任せします』と言っていました」とにっこり。
「宗介という役が本当に魅力的な人物で、中島さんが魅力的に演じてくださったので、私が意識することはなく、一言一言にうれしいや切ないといった感情をリアクションしていました。『アドバイスください』というよりも『キュンキュンさせてください』っていう感じでした」と照れ笑い。
中島さんの芝居に助けられたことも多かったといい、「中島さん演じる宗介は、最初の方はすごく怖い副編集長で、私はおびえたり、腹が立ったりなど受けのお芝居。最初は『何だこいつ!』って思う場面もいっぱいあったんですが、物語が進むと逆に弱々しい部分とか、守ってあげたいと思わせていただくお芝居をしていただき、中島さんに引っ張っていただけました」と感謝していた。
第5話のラストでは、ボサボサ頭の残念女子・愛がヘアメークを施してオシャレに大変身するシーンが放送された。視聴者からは「愛ちゃんイメチェンして可愛すぎ」「別人みたい」「ギャップにキュン死」と話題。小芝さんがイメージモデルを務めるコスメブランドのフレーズ「CANMAKE TOKYO!」が注目を集めるなど、大きな反響を呼んだ。
視聴者の反応について聞くと「安心しました。あそこが一番怖かったんです」と笑顔。「『彼女はキレイだった』っていうタイトルが、過去がキレイだったという意味だけでなく、今も変わらずキレイだったという意味もあるんです」と説明し、「私は原作を見て、変身して『(今も変わらず)キレイだった』という、もう一つの意味が含まれているシーンだと感じたんです。『過去形じゃなかったんだ、ずっとキレイだったんだ』って感動したので、すごく大事にしました」と胸をなで下ろす。
同シーンの撮影では、小芝さん自身がアイデアを提案することも多かったといい、「メークさんともアイシャドーにするか、どのリップにするか相談しましたし、監督や小道具さん、照明さんにも『とにかくここだけは皆さんのお力で可愛くしてください! ここだけでいいのでお願いします!』ってお力を借りて、あのシーンが出来上がりました」と明かしていた。
近年はコメディエンヌとして高い評価を得ている小芝さんだが、ラブストーリーのヒロインを演じて学んだことについて聞くと、「恋人役って心の距離がすごく近い役なので、普段の信頼関係がすごく大事だと思いました」と話す。
「今回、スタッフ、キャストが本当に仲が良くて、こんなに役について話す?ってぐらい、役の心情とかを監督とかみっちり話していました。中島さんとも『このシーンはこういうふうに見せたい』と話し合いをさせていただき、相談し合ったり、意見を出し合ったりすることができたら、すごく心強いって思いましたね」
最後に、最終回の見どころを聞くと「愛ちゃんが変身して、『ザ・モスト』の一員として頑張っているんですけど、だからといって、自分に自信があるわけじゃなく、どこか『自分なんて……』って思っている部分があるんです。第10話でも悩んだり葛藤があって、本当に自分のやりたいことを見つける回になっていて、愛を感じる回でもあるんです。宗介にしても、(佐久間由衣さん演じる)梨沙にしても、(赤楚衛二さん演じる)樋口さんだったり、いろんな人の愛情を感じられますし、初恋がどういう結末を迎えるのか、皆さんに見ていただきたいです」とアピールしていた。
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