みんなが選んだルパン三世:栗田貫一の思い 「僕がマネをしていたのはパート2以降」

「ルパン三世」パート2の第145話「死の翼アルバトロス」の一場面
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「ルパン三世」パート2の第145話「死の翼アルバトロス」の一場面

 人気アニメ「ルパン三世」の企画「みんなが選んだルパン三世」が金曜ロードショー(日本テレビ系)で放送されることを受けて、ルパン役の栗田貫一さんがコメントを寄せた。1995年に故・山田康雄さんからルパンを引き継いだ栗田さんは「僕がマネをしていたのはパート2以降の山田さん。『ふ~じこちゃ~ん』ってなった時からだよね」と明かした。

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 テレビアニメのパート1~5の全276話、テレビスペシャル全27作品の中から好きなエピソードに投票する企画。パート1の第1話「ルパンは燃えているか……?!」、パート2の第145話「死の翼アルバトロス」、第155話「さらば愛しきルパンよ」、パート5の第24話「ルパン三世は永遠に」が10月15日午後9時、テレビスペシャル「ルパン三世 ワルサーP38」が10月22日午後9時に放送されることになった。

 栗田さんは「パート1が始まったのは、僕らがまだ中学生にあがるくらいじゃなかったかな……。すごい“大人のマンガ”を見てた感じでしたね。パート1の頃は、声優の皆さんもまだキャラクターのイメージを作ろうみたいな時だったんじゃないかと感じますね。山田(康雄)さんのルパンも軽くないんだよね。軽妙になるのはパート2からだから、モンキー・パンチさんが原作で描いていた感じだったんでしょう。最近僕がやっているルパンはシリアスなことが多いので、ひょっとして近いのかもしれないなと感じるんだよね。僕がマネをしていたのはパート2以降の山田さん。『ふ~じこちゃ~ん』ってなった時からだよね。『おい、不二子!』って感じだったんだよ、パート1の頃は。作品を見ると、あの頃からこんな絵を描いてたんだな……と感じますね。特に宮崎(駿)さんの作品は、『風の谷のナウシカ』とかに出てきそうな絵なんだよね。空飛ぶ感じとかね」とコメント。

 栗田さんがルパンを演じたパート5も放送されることについて「パート5が選ばれたのはうれしいよね。最近の若い子たちが投票してくれたのかなぁ。パート5は現代的な設定で、ルパンもだんだんネットの中に連れていかれてる。最終回は、本当のルパンの顔ってなんだったんだと、謎を残して終わったんだよね」と語った。

 同作への思いを「この50年、宮崎さんもそうだけど、いろいろなクリエーターがそれぞれのルパンを作ってきて、みんな自由にルパンを連れ回している感じがするんです。それぞれの想(おも)いがあるんだろうね。いろんなことをやらせてもらって『ルパン楽しそうだな』と思うもんね。モンキーさんが、最初から『どうぞ自由にルパンにいろんなことをさせてください』っていう方だったんで、本当にそうなっちゃった。新作のパート5もそうだけど、これからもどんなルパンが登場するか、本当に楽しみです」と話した。

 原作:モンキー・パンチ(C)TMS 原作:モンキー・パンチ(C)TMS・NTV

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