ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依 「外伝」で成長を表現 「想いが…どうか届きますように」

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」の一場面(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」の一場面(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 京都アニメーションが手がけるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で11月5日午後9時に放送されることを受けて、主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンを演じる石川由依さんがコメントを寄せた。「外伝」では、劇中で3年の時間経過があるといい、「いきなり成長しすぎてもいけないし、成長が逆戻りしていてもいけないので、テレビシリーズから地続きに成長しているのを感じられるように意識して演じました」と話している。

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 「外伝」は、2019年9月に劇場公開された。11月5日の金曜ロードショーでは、本編ノーカットで放送される。「外伝」が地上波で放送されるのは初めて。自動手記人形として成長を重ねたヴァイオレットが、良家の子女のみが通う規律の厳しい女学校に通う新たな依頼主・イザベラの元へ教育係として雇われる。手紙の代筆を通じてヴァイオレットとイザベラが次第に心を通わせていき、やがてイザベラには生き別れた妹がいることが明らかになる……というストーリー。

 石川さんは、テレビシリーズと「外伝」の演技の違いについて、「外伝」の前半では「(ヴァイオレットがイザベラにとって)格好いい王子様、騎士のような存在でもあったので、いつもより少しキリッと演じるようにしました」とコメント。

 好きなせりふとして「離ればなれになってしまった姉妹……その妹が、姉に手紙を送ろうとする時のヴァイオレットのせりふ『想(おも)いが、どうか……届きますように』」を挙げ、「このせりふは、この作品に対する私の想いでもあるなぁといつも思っています。また、妹が遠目から姉を見守るシーンでの妹の瞳がすごくきれいで、未来を見据えた意思が、揺れる瞳に投影されているように思います。離れていても二人の絆は永遠なんだということが伝わってきました」と話している。

 「放送前から想像以上の反響をいただき、驚きと同時にとてもうれしい気持ちでいっぱいです。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、応援してくださる皆さんの口コミでじわじわと広がっていきました。たくさんの方が誰かに伝えたい、そう思ってくださった結果だと思います。外伝は、テレビシリーズをご覧になったことがない方でも十分楽しんでいただけるはずです。何度見ても新しい発見があり、随所にこだわりを感じます。たくさんのスタッフさんたちの想いや願いが込められたこの作品を、ぜひ多くの方にご覧いただき、皆さんの力で『永遠』にしてほしいです。『想いが……どうか届きますように』」とメッセージを送った。

 金曜ロードショーでは、10月29日、11月5日に2週連続で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を放送。10月29日に2018年1~4月に放送されたテレビシリーズを石立太一監督の監修で新たに再構成した「特別編集版」が放送された。

 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、「第5回京都アニメーション大賞」の大賞を受賞した暁佳奈さん作、高瀬亜貴子さんイラストのライトノベルが原作。かつて軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンが、依頼者の思いをくみ取って言葉にする自動手記人形となり、さまざまな依頼者のさまざまな感情に触れ、人の心を理解していく……というストーリー。テレビアニメが2018年1~4月に放送された。劇場版アニメ「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が2020年に公開され、興行収入が約21億3000万円を記録するなどヒットしたことも話題になった。

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