上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、映画館の館主・西山太を演じる笑福亭笑瓶さん。朝ドラへの出演は今回が初めてで、「うれしかったと同時に、びっくりしました」とコメント。「今までのお芝居はわりと標準語の役をいただくことが多かったんです。ちゃきちゃきの江戸っ子とか。それが大阪ことばの役柄で声をかけていただいて、こうしてお芝居をさせていただけるのは本当に光栄です」と話している。
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西山は、るい(深津さん)が働くクリーニング店と同じ商店街にある映画館の館主。笑瓶さんは「初めに登場するシーンからずうずうしいんですよ(笑い)。急にクリーニング店に入ってきて、断りもなく店先に『張らしてもらうで』と勝手にポスター張るような男なんです」と説明。
「その当時の商店街は皆が仲が良かったという環境だったとしても、あまりにもずうずうしい。ぼく自身は気配りをするタイプなので、気を使いながらずうずうしい演技をしています(笑い)」と語った。
また、演じる上では「ぼくはお笑いの人間なので、あまりにもデフォルメしたせりふ回しとか表情を作るとコントみたいになってしまうんですよね」といい、「自分のなかでもそういう怖さがあるので、内からにじみ出てくる演技だったり、性格俳優的な微妙なタッチを出そうとは努力したんです」と告白。「演出の方からダメ出しされなかったので大丈夫かなと思いながら、皆さんに助けていただきながらシーンを重ねてきました。どうにかこうにかOKをいただいているのかなという感じです」と明かした。
最後に、笑瓶さんは「朝はいろいろ忙しいこともありますが、時間が来たらちゃんとチャンネルを合わせていただいて、その時間帯はご家族で楽しんでいただきたいです。僕は西山として登場しますが、るいを見守るという立場だったというのを撮影終盤で知りました(笑い)。『おれ、見守ってたんかー』と気がついた次第です。演技のダメ出しもしていただいて結構なのでご覧ください(笑い)」とアピールした。
「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。
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