カムカムエヴリバディ:時代劇「旗本退屈男」がトレンド入り ひなたの一言に「るいが救われた」と反響

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第67回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第67回の一場面 (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第67回が2月4日に放送。ひなた(新津ちせさん)が、母・るい(深津さん)の額の傷について「(時代劇の)旗本退屈男みたいでかっこええな」と表現し、ツイッターで「旗本退屈男」がトレンド入りした。

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 第67回は、映画村から帰ったひなたは、クラスメートの小夜子(竹野谷咲さん)のように英語が話せるようになりたいと思う。ただ、回転焼きの売り上げが落ち込んでいるため、大月家には英語教室に通うお金などないように感じていた。錠一郎(オダギリジョーさん)に相談したところ、「お父ちゃんに任せろ」と頼もしい言葉が返ってくる。錠一郎がポケットから札束のようなものを取り出すのを見て、ひなたは喜ぶが……という展開だった。

 小銭稼ぎのため、空き瓶の回収に精を出すひなただったが、ガキ大将の吉之丞(石坂大志さん)と一升瓶を取り合いになり、転倒してけがをしてしまう。るいは、幼少期に母がこぐ自転車に引かれたリアカーに乗っていた際、オート三輪との接触事故で、額に一生ものの傷が残ってしまったことを思い出す。ひなたは足に切り傷ができた程度で済み、るいは「よかった、顔切っていたらどないしようと思っていた」と、ひなたを抱きしめて、安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 その夜、ひなたが「今日は心配かけてごめんなさい」と謝り来て、るいの傷を触り「お母ちゃんのこれ、旗本退屈男みたいでかっこええなあ」と声を掛けると、るいは笑顔で応えていた。

 「旗本退屈男」は、時代小説が原作で、昭和から平成にかけて映画やテレビドラマが何本も制作された人気時代劇。主人公・早乙女主水之介(さおとめ・もんどのすけ)は、高橋英樹さんや北大路欣也さんらが演じたことでも知られ、額に三日月の形をした傷があることから、「天下御免の向う傷」という決めぜりふが人気を博した。

 SNSでは「すべてが報われた気がした」「るいのコンプレックス、薄れるといいですね」「ひなたは無事で、オデコの傷をカッコいいと肯定してくれる」「るいの胸のつかえが少し取れたのでは」「その言葉だけで救われるよね」とるいの気持ちを思いやるような反響があった。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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