金田一少年の事件簿:「学園七不思議殺人事件」 謎を解く手がかりが“アップデート” 1995年版と比較(ネタバレあり)

連続ドラマ「金田一少年の事件簿」第1話のワンシーン=日本テレビ提供
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連続ドラマ「金田一少年の事件簿」第1話のワンシーン=日本テレビ提供

 人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さん主演の連続ドラマ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系、日曜午後10時半)の第1話「学園七不思議殺人事件」が4月24日、初回30分拡大で午後10時から放送された。「学園七不思議殺人事件」は、堂本剛さん主演シリーズで1995年に放送されたスペシャルドラマでも描かれたエピソード。今作では事件解決の鍵となる暗号がアップデートされて登場した。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、天樹征丸さん、金成陽三郎さん作、さとうふみやさん作画の同名マンガ(講談社)が原作の人気ミステリーシリーズ。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生の金田一一(きんだいち・はじめ、道枝さん)が、祖父譲りの推理力で難事件を解決する姿を描く。

 第1話では、一が通う不動高校で学園七不思議にまつわる殺人事件が発生する。詳細不明の七つ目の謎について真相を知った者は、旧校舎に潜む怪人「放課後の魔術師」に呪い殺されるという言い伝えの通り、謎に迫ったミステリー研究会部長の桜樹るい子(大友花恋さん)、部員の尾ノ上貴裕(前田航基さん)が殺害され、同じく部員の七瀬美雪(上白石萌歌さん)が襲われた。

 警察の捜査と共に、一が事件を追っていくうちに、その七つ目の謎はここ10年の間に新たに加えられたものだと判明。実は一連の事件を起こした犯人が、ある事実を隠蔽するために、七不思議としてでっち上げていた。

 その事実とは、10年前に殺された生徒・青山ちひろの遺体が旧校舎の壁の中に隠されていること。生徒を殺害し、旧校舎に隠した罪を知られないようにするため、七不思議の謎を広めたのは物理教師の的場勇一郎(光石研さん)で……という展開だった。

 桜樹は壁の中の白骨化した遺体に気づいた後、部室のパソコンで暗号を作成。それは国の経度と緯度を記したもので、位置する国を当てはめ、頭文字を順番に読んでいくと「カベノナカニホネ」となるのだった。

 1995年に放送されたスペシャルドラマでは、尾ノ上が襲われて殺害される前に、ダイイングメッセージとしてワープロに「せらとなか」と打ち込んでいた。これをキーボードのアルファベットに置き換えると「POSUT」で、遺体が隠された壁に貼ってある「ポスター」に注意しろと暗示されていた。

 視聴者の間では「初代金田一のときはワープロでしたね」「金田一のこのシーン、当時はでっかいワープロだったな」「そうか、ワープロがないもんな……今の時代に合わせた進化版金田一」「ワープロのヤツどうするんだろと思ってたけどそこは今風にアレンジしたか」「27年たてばワープロはノートPCになるしスマホも出てくる……時代の流れを感じる」と話題になった。

 第2話は「聖恋島殺人事件 前編」。5月1日午後10時半から放送。

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