古川雄大:「僕の中に色濃く残る作品」 「金田一少年の事件簿」出演への思い ドラマの魅力、最終回の見どころも

連続ドラマ「金田一少年の事件簿」に出演する古川雄大さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「金田一少年の事件簿」に出演する古川雄大さん=日本テレビ提供

 7月3日に最終回を迎える連続ドラマ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系、日曜午後10時半)。6月26日放送の第9話「オペラ座館 ファントムの殺人」と、最終話「オペラ座館 ファントムの殺人 解決編」で天才俳優・霧生鋭治役を務めるのが古川雄大さんだ。第9話では、舞台「オペラ座の怪人」でファントムを演じて以降、不幸な運命をたどった霧生を表現し、SNSでは「存在感がすごい」「ぴったりの配役」「舞台でファントムを見たい!」と反響を呼んだ。最終回を前に、古川さんが本作への思いや見どころを語った。

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 ドラマは、天樹征丸さん、金成陽三郎さん作、さとうふみやさん作画の同名マンガ(講談社)が原作の人気シリーズ。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生の一(はじめ)が、祖父譲りの推理力で難事件を解決する姿を描く。これまで「KinKi Kids」の堂本剛さん、「嵐」の松本潤さん、「KAT-TUN」の亀梨和也さん、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんが主演を務め、今作では「なにわ男子」の道枝駿佑さんが一を演じている。

 古川さんは「『金田一少年の事件簿』は小学生のころに堂本剛さんのシリーズを見ていて、『雪夜叉伝説殺人事件』の雪夜叉が監視カメラを壊すシーンなど鮮明に記憶に残っているシーンが多く、僕の中に色濃く残る作品です」と告白。「今回のお話をいただいて、歴史がある名作に出演できてすごくうれしいです」と語った。

 また「幼いころは恐怖が強かったですが、ミステリーとしての見応えもあり、サスペンスとしてもすごく良い緊迫感のある作品で、特に、犯人を突き止めてから犯人の心情がすごく丁寧に描かれていて、そこが『金田一』の魅力だなと思います」とコメント。「今回の作品も一人一人の人物像が掘り下げて描かれているので、ドラマティックな内容になっています」と話す。

 今回演じた役については「天才俳優を演じるのは難しかったですが、カメラワークなど監督・スタッフの皆さんに助けていただきました」といい、「霧生鋭治は、すごく魅力的な人間で、登場シーンとしては多くはないのですが、常に霧生がどこかに存在しているように描かれているのが面白さだと思います」と分析。

 劇中では、顔にやけどを負った霧生を体現するため、特殊メークにも挑戦し、「クオリティーが高い特殊メークをしていただき、説得力が増して演じる上でとても助けられました。自分も違和感がなく演じることができました」と振り返った。

 また、「名作『オペラ座の怪人』のモチーフが『金田一』でもとても魅力的に描かれ、改めてすてきな作品だなと感じました」と話し、「今回の役を演じさせていただき、いつかファントムを演じてみたいと思いました」と、今後の活動への意気込みも明かした。

 いよいよ迎える最終回について、古川さんは「純粋にストーリーを楽しんでいただきたいですし、犯人を突き止めてからが『金田一』の面白さだと思うので、美しく切ない人間ドラマを最後まで楽しんでいただけたらと思います」と見どころをアピール。「最終回にふさわしいボリューム感のある内容になっているので、ぜひご覧いただきたいです」と呼びかけた。

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