俳優の林遣都さんと高橋克実さんが大阪市内で5月6日、舞台「セールスマンの死」の会見に出席した。本作で、遊びと女性好きの次男・ハッピーを演じる林さんは、「僕自身も次男で、兄をどう見ているのかというのは共感し、そういうところに重きを置いて稽古(けいこ)場に行きました。けど、(演出の)ショーン・ホームズさんから『そういう葛藤や苦悩よりも、女の子最優先で』と言われた」と明かし、周囲を笑わせていた。
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「セールスマンの死」は、アメリカの劇作家アーサー・ミラーによる戯曲で、「トニー賞」「ニューヨーク劇評家賞」「ピュリツァー賞」を受賞した近代演劇の金字塔。過酷な競争社会や若者の挫折、家庭の崩壊を描いた。段田安則さんが主人公のウィリー・ローマンを演じる。
高橋さんは「段田さんが若い頃、『劇団民藝』でやられた『セールスマンの死』を見て、将来やりたいという話を昔から聞いていた。これに懸ける熱をすごく感じますね。すごい熱量です」とアピールしていた。
関西では5月7、8日に「ロームシアター京都 メインホール」(京都市左京区)、同月19~22日に「兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール」(兵庫県西宮市)で上演。
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