ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が原案のアニメ「刀剣乱舞-花丸-」の新作3部作「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~」の第一幕「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪ノ巻~」が5月20日から劇場上映される。「雪月華」は、2018年に放送されたテレビアニメ第2期以来、約4年ぶりとなるファン待望の新作。テレビアニメ第1期から出演している大和守安定(やまとのかみやすさだ)役の市来光弘さん、加州清光(かしゅうきよみつ)役の増田俊樹さんは「続編を迎えられたことに感謝しかない」と語る。新作への思い、「花丸」ならではの魅力を聞いた。
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増田さん 第1期が始まった時は、プロデューサー陣も僕ら演者も「お客さんにどう捉えられるかな?」という思いがありました。ゲームの時に自分が演じていた役と全然違う描写も多かったし、説明もなくアニメが始まってファンの方にどう捉えられるんだろうと。それがすぐに受け入れられて「めちゃくちゃ面白い」「『花丸』をずっと見ていたい」とすごい反響があったんです。だから、第2期が終了した時は、お客さんの熱が全く冷めないうちに「ここで終わるんだ」と感じていました。
市来さん 第2期の段階では「雪月華」の話はなかったので、「もう終わって、続きはないのかな?」「どうなのかな?」と思っていました。そんな中、劇場公開3部作という話をいただいて、うれしさも当然あるんですけど、驚きがすごくありました。うれしい展開で続編を迎えられて感謝しかないですね。「花丸」だけでなく「刀剣乱舞」というものを愛してくれているファンの皆さんと、その熱意に応えてくれたスタッフさんたちのおかげです。
増田さん 3部作の話を聞いた時は、これだけ準備期間があったからこそ、お客さんの熱意に対して、こっちも負けない思いで、分厚くスケールの大きいものを届けたいんだなと感じましたし、僕らも何かできたらと思ったのを覚えています。
増田さん 僕が最初に「花丸」に携わった時は、ゲームもローンチして1年ぐらいで、まだ「刀剣乱舞」の楽しみ方をお客さんに委ねている時期だったんですよね。魅力あるキャラクターがたくさんいて、清光や安定のような近しいキャラクター同士のストーリーはゲームのボイスで楽しめるけど、それを飛び越えたキャラクター同士の掛け合いや関係性はなかなか描ききれてなかった。それを映像として描いたのは「花丸」が最初なんですよね。
増田さん ゲームは戦う描写も多くて、使命感にあふれた刀剣男士が描かれているのですが、「花丸」は刀剣男士の日常にフォーカスしている。だからこそ、プレーヤーの皆さんが思っていた「刀剣男士たちって実は……」という、ある意味妄想的な部分を公式で「こういう楽しみ方もOKです」と示したというか。「どんな楽しみ方でもいいんだよ」というのが「花丸」の本当に打ち出したいところで、お客さんへ伝えたい思いでもあるんじゃないかなと思います。
市来さん 増田くんの言う通りで、ゲームでは見えていなかった部分をアニメーションにすることによって、公式が補ってくれた。見ている審神者(さにわ)の方々にとって、可能性がすごく広がったんじゃないかなと思いますね。刀剣男士たちがどうやって当番をこなして、どんなふうに出陣をして戦っているのか、そういった部分が埋められていった。「花丸」で“とある本丸”の例を示したことで、審神者の皆さんもまた「自分の本丸はこうだろう」と考えられるようになったんじゃないかなと思いますね。
増田さん 新しく発見したところは、元々あったけれど見えてなかった部分かなと思うので、そういう意味ではなかったかなと。これから見られるんじゃないかなという楽しみのある3部作で作られているので、スタート時点の「雪ノ巻」では、「花丸」の清光のたおやかさというか、老練された感じが大きなスケールになって見られるのかなと。そうした楽しみがある出会いになりました。テレビアニメを見てきた人たちも「あ、帰ってきた!」「これが『花丸』だったね」という出会いができる作品だと思うので、それが僕もうれしかったです。
市来さん 1期では刀剣男士として顕現したばかりの安定が清光に迷惑をかけて助けてもらうような描写が多かったのですが、2期の終盤で旅に出て心も体も強くなって帰ってきた安定を「雪ノ巻」では垣間見ることができました。清光の背中を押すような姿も見られるので、成長がちょっと感じられるかなと思いました。
市来さん 清光は、本丸に最初にやってきたこともあり、一番頼りになると思わせてくれるんですよね。作品を通して、そういう描写が多いからなのかもしれないのですが、安定にはほぼない落ち着きが清光にはありますし(笑い)。そうした視野の広さが、安定とは違った清光の魅力というか能力なので、さすがだなと思わせてくれます。
増田さん 安定は、すごくギャップのあるキャラクターだなと僕は思っています。ゲームの時から一対の刀としてすごく意識もしてましたけど、ビジュアルからしてすごく物腰が柔らかい好青年というか。市来さんの声が乗るとすごくそれが感じられる。かと思いきや、戦いになると急に物騒なせりふを吐くじゃないですか(笑い)。しかも、その物騒なせりふも、ものすごい形相で言っているのかと思ったら、楽しみながら涼しい顔で言っているから「うわ、怖っ!」と思って。それが一癖も二癖もある安定の魅力かなと思います。
市来さん 皆さんも注目していると思いますが、山姥切長義(やまんばぎりちょうぎ)がどのように絡んでくるのか、気になりますね。「雪ノ巻」では、出陣に関わる刀剣男士はやっぱりどれも魅力的だなと改めて思いました。
増田さん 個人的には子供の時からずっと声を聞いてきた三木眞一郎さんが演じる大般若長光(だいはんにゃながみつ)ですね。一言目から格好いい! それぞれ歴史が浅い刀もいれば、歴史が深い刀もいて、年齢差があったりして、人生の先輩として話すようなシーンもぎゅっと詰まっていて、やっぱり三木さん、格好いいなって(笑い)。作品的には、「雪ノ巻」は長義や肥前忠広(ひぜんただひろ)、南海太郎朝尊(なんかいたろうちょうそん)がフィーチャーされるので注目していただけたらと思います。
「刀剣乱舞-ONLINE-」は、名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を育成しながら歴史を守るために戦う人気ゲーム。「刀剣乱舞-花丸-」のテレビアニメ第1期が2016年10~12月、第2期が2018年1~3月に放送された。新作「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~」は3部作で、3作を通して新たな刀剣男士24振りを含め計86振りの刀剣男士が登場する。第一幕「雪ノ巻」が5月20日、第二幕「月ノ巻」が7月8日、第三幕「華ノ巻」が9月1日からそれぞれ劇場上映される。
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