黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第95回が8月19日に放送され、田良島(山中崇さん)が涙を流しながら、東洋新聞社を辞めることになった和彦(宮沢氷魚さん)にかけた言葉に、視聴者から「田良島さん……いい人だな涙」「田良島さん最後まで最高の上司やったー!」などの声が次々に上がるなど話題に。ツイッターでは「#田良島さん」がトレンド入りした。
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同回では、賢秀(竜星涼さん)を救うため、「ねずみ講」騒動に関わった和彦が、週刊誌に撮られていたことが判明し、編集局長・笹森(阪田マサノブさん)から責任を取って退職するよう命じられた。
隣で話を聞いていたデスクの田良島は「俺が責任を取ります。俺が辞めるので、青柳は不問にしてください」と頭を下げる。「待ってください!」という和彦に、田良島は「黙っていろ!」とピシャリ。「処分は追って伝える」と去る笹森を、田良島が後を追おうとすると、和彦は「田良島さんなんで……」と引き留める。田良島は「考えろ!」と一喝。「お前は今、無職になるわけにいかないだろ」と言い残し、和彦の処分撤回を求めて笹森を追った。
しかし、和彦の処分は覆らず、東洋新聞社を退職することに。和彦は妻の暢子(黒島さん)を伴い、学芸部で最後のあいさつ。その後、田良島の席にも行き、「田良島さん、お世話になりました」と頭を下げる。しかし、納得のいかない様子の田良島は無言でそっぽを向いたまま。和彦はそんな田良島に、「いずれ新聞社を辞めるつもりでしたし、しばらくフリーの記者として、自分の企画書を持って出版社を回ってみます」と今後の展望を伝える。
すると、田良島は「小さくないぞ。東洋新聞の看板を失くした代償は。ちょくちょく顔出せ。何でも相談に乗る」と仕事をしながら話す。和彦が「辞めた人間が顔を出すのは、迷惑でしょうし……」と断ろうとすると、「迷惑じゃないよ。お前が勝手に決めるな」と言う。
和彦が「上層部は、田良島さんにも目を付けています。僕と関わらない方が……。僕は東洋新聞社とも、田良島さんとも関係ないですから」と続けると、田良島はバンと机をたたく。立ち上がり、和彦の顔を見ながら「関係ないなんて言うなよ……二度と言うな」と涙ながらに思いを伝える。その後、仕事に戻る田良島の背中に向かって、和彦と暢子は深く頭を下げた。
SNSでは「今日の田良島さんは泣けた!」「田良島さんの泣き顔にはぐっときた」「(演じる)山中崇さんの演技力、ピカイチだなと思った」といった声や、「和彦退社で田良島さんも退場なのかな。またちょくちょく出てきてほしい」「田良島さん退場しないで」といったコメントも見られた。
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