ぐでたま:実写版で武内駿輔がぐでたまに 「なんで僕!?」 24の卵キャラを一人で しゃきぴよ役は福島星蘭

実写ドラマ「ぐでたま~母をたずねてどんくらい~」に出演する武内駿輔さん(左)と登場するたまごキャラ(C)2022 SANRIO CO.,LTD. S/D・G 著作 株式会社サンリオ
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実写ドラマ「ぐでたま~母をたずねてどんくらい~」に出演する武内駿輔さん(左)と登場するたまごキャラ(C)2022 SANRIO CO.,LTD. S/D・G 著作 株式会社サンリオ

 サンリオの人気キャラクター・ぐでたまが主人公の実写ドラマ「ぐでたま~母をたずねてどんくらい~」で、声優の武内駿輔さんがぐでたまを演じることが明らかになった。同作には、ぐでたまを含め卵のキャラクターが全24キャラクター登場し、武内さんが全ての卵キャラを1人で演じることも発表された。子役の福島星蘭さんがぐでたまの相棒となるひよこのしゃきぴよの声優を務める。

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 武内さんがナレーションを務める特別映像もYouTubeで公開された。武内さんが演じる固ゆで卵「ぐでたま ハードボイルド」や、振動に弱い「ぐでたま プリン」、蒸されて暑苦しそうにしている「ぐでたま 茶碗蒸し」など卵のキャラクターが登場した。

 武内さんは、同作のオファーを受け、「最初の感想としては『なんで僕!?』でした(笑い)。普段は声が低めのキャラクターだったり、大人っぽいキャラクターを演じる機会が多いので、しかも国民的人気キャラクターのぐでたまの声ということで、自分がやってもいいのかというのは正直な気持ちとしてありました。映像を見せていただいたり企画内容を伺って、非常に面白い試みだと思いました。子供向けだけではなく幅広い世代に刺さるような、ぐでたまを作りたいということでしたので、僕でよければ全力を尽くして頑張りたいという気持ちでお引き受けしました」と話している。

 1人で24キャラクターを演じ、「初めてです(笑い)。なかなか24キャラクターを演じる機会というのは普通のアニメーションではないので……。ですが試みとして、いつか僕も声優ならではというか、自分の外見を使わない分、何キャラクターも演じることは一つの夢としてありました。今回『ぐでたま』を通してそれを実現できたことはうれしかったですし、非常にやりがいのある仕事でした」と振り返った。

 ファンへ向けて「映像がすごくきれいですし、キャラクターたちも可愛いので、小さいお子さんももちろん楽しんでいただける内容になっています。絵作り以外でも、せりふだったり、ぐでたまを通して周りの人間やたまごたちがどういうふうに成長していくかとか、ぐでたまによって気づかされることが大人にもあると思います。年齢・性別を問わずさまざまな方に刺さるポイントがあるので、ぜひ本作を通してぐでたまのメッセージを感じていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

 武内さんの起用理由について榊原幹典監督は「実写化するにあたって、ぐでたまの声は一番のチャレンジでしたが、テスト音声で武内さんの声を聴いた瞬間に、この人しかぐでたまを演じられる人はいない、と確信しました。まさかの地声! しかもほぼ全てのぐでたまを一人で演じ分けるという、どこを切っても武内駿輔が出てくる金太郎あめのような作品になりました。グデっとした感じを出すための数々のアドリブも含めて、魅力的なぐでたまや卵たちに、どうぞご期待ください」と説明した。

 実写ドラマは、ぐでたまと、ひよこのしゃきぴよが母親探しの旅に出る“脱力と共感のロードムービー”。CGでぐでたまを表現する。Netflixで12月13日に配信される。

 ぐでたまは、2013年にサンリオが開催した食べ物をテーマにした新キャラクターの一般人気投票企画「食べキャラ総選挙」で誕生した“ぐでぐで”でやる気のない卵のキャラクター。2014~20年には、朝の情報番組「あさチャン!」(TBS系)でショートアニメが放送された。公式ツイッターのフォロワーは100万人以上と人気を集めている。

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