緊急取調室 (2025)
最終話 蒼い銃弾
12月18日(木)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「義盛、お前に罪はない」が10月30日に放送され、鎌倉最大の激戦とされる「和田合戦」と和田義盛(横田栄司さん)の最期が描かれた。
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第41回では、鎌倉を守るために大江広元(栗原英雄さん)とも共謀し、反北条の旗頭となった和田義盛の転落をもくろむ義時(小栗さん)。戦を回避するべく源実朝(柿澤勇人さん)と政子(小池栄子さん)が奔走する中、三浦義村(山本耕史さん)、八田知家(市原隼人さん)ら有力御家人は、義盛の陣営に集い情勢を見定めていた。
そんな中、父・義盛の安否を心配する朝比奈義秀(栄信さん)らが打倒北条を目指して決起。義盛も敵はあくまで北条だと一族にクギを刺し、鎌倉へと出陣する。
激しい市街戦が繰り広げられるも、ここで泰時(坂口健太郎さん)らが活躍。また、義盛に加勢するはずだった西相模の御家人たちが寝返り、幕府勢の勝利が徐々に近づいてくる。ここで義時は実朝に陣頭に立ってもらい、和田勢を降伏させる作戦に出る。
実朝は義時に、義盛の命は取らないことを約束させた上で、説得を買って出る。「俺は羽林(うりん、実朝)のことが憎くてこんなことをしたんじゃねえんだ!」と訴える義盛に、「義盛、お前に罪はない。これからも私に力を貸してくれ。私にはお前がいるのだ」と呼びかける実朝。その言葉に「もったいのうございまする。そのお言葉を聞けただけで満足です!」と感激した義盛は「我こそが鎌倉随一の忠臣じゃ!」と胸を張るも、次の瞬間、義盛に向かって矢が次々と放たれる。
それは義時と示し合わせていた義村らの攻撃で、実朝の「よせ!」の言葉もむなしく、無数の矢が刺さった義盛はその場で壮絶な死を遂げた。
義時は「お分かりか! これが鎌倉殿に取り入ろうとする者の末路にござる!」と自らの正当性を主張。泰時に抱えられ慟哭(どうこく)する実朝を背中に感じながら戦場をあとにする義時の目には光るものがあり……。
SNSでは「小四郎くん、まさかと思うけど、実朝くんに自分の立場思い知らせるために連れ出したの?」「実朝の眼の前で義盛を殺したかったのね、義時は…」「愛する和田殿を目の前で惨殺したのは実朝に対する脅迫」などの意見のほか、「義時、あそこまでやる必要が? ほんとに倒さなければ、いけなかったのか?」「ひどすぎる…鎌倉殿の心が壊れてしまう…小四郎なに泣いてんだオマエ」「義時……泣くなら、なんでやるんだよ」といった感想も書き込まれ、視聴者はやるせなさに包まれていた。
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