長澤まさみ:2022年は「作品づくりに浸った1年」 「エルピス」がテレビ部門大賞でギャラクシー賞“2冠”

「第60回ギャラクシー賞」の贈賞式に出席した長澤まさみさん
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「第60回ギャラクシー賞」の贈賞式に出席した長澤まさみさん

 俳優の長澤まさみさんが、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「第60回ギャラクシー賞」(主催:放送批評懇談会)のテレビ部門個人賞に選出され、5月31日、東京都内で開催された贈賞式に出席。長澤さんは、主演ドラマエルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系)や、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のナレーションが話題を呼んだ昨年について、「毎日が撮影の日々で、さまざま作品の撮影に行き2週間に1回ナレーションを録りに行く。どっぷりと作品づくりに浸った1年になった」と充実感を口にし、「大変なこともたくさんあるが、一つ一つの仕事をやり抜けたのは、支えてくださった監督、スタッフの皆さんのおかげと再実感する一年にもなりました」と感謝していた。

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 「エルピス」で演じた、えん罪事件に立ち向かうテレビ局アナウンサーの浅川恵那役について、長澤さんは「主人公らしからぬというか。自分の気持ちにある意味で素直だけど、見ている人からしたら『しっかりしろよ』なんて思うような、不安定な女性」と評し、「私自身も共感する部分も多く、一緒に悩みながら演じていったように思います」と振り返った。

 また同ドラマはテレビ部門で大賞にも選出された。長澤さんは、「この作品をどうにかたくさんの人に伝わるよう、いいものに作れるかということだけを現場にいたキャスト、スタッフ全員が思いながら作品づくりしていた。みなが自分のことではなく、作品のことに一生懸命になっていた」と切り出し、「そういった時間を育めたことが私にとっても良い経験でしたし、この作品を作り上げることができた要因なのかなと思います」と作品づくりへの思いを語った。

 「ギャラクシー賞」は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を表彰するために1963年に創設。今回は、志賀信夫賞に岡崎栄さん、フロンティア賞に「FIFA ワールドカップ カタール 2022」生中継が選ばれた。

 贈賞式には、放送批評懇談会60周年記念賞を受賞したタモリさん、ラジオ部門のDJパーソナリティ賞に選ばれたTBSの安住紳一郎アナウンサー、マイベストTV賞グランプリに選出された「美しい彼」(シーズン2)でダブル主演を務めた萩原利久さんとダンス・ボーカルグループ「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の八木勇征さんも出席。長澤さんへのサプライズゲストとして大根仁監督も駆けつけた。

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